トリビュートバンドの「ABBA MANIA」にとうとうABBAは「ブチ切れ」ました。ABBAのカバーバンドは初めてではありませんが、ここでの問題はその名前です。ABBAは「ABBA MANIA」を著作権侵害で訴えており、トリビュートバンドが自分たちの名前に「ABBA」を使っているのは「寄生虫のようなもので、(悪意がある)」と言っています。
スウェーデンのグループによると、このトリビュートバンドの名前は、彼らの “知名度 “を利用しようとする “大胆な試み “であるとのことです。またバンドは「ABBA MANIA」が「マーケティング資料やウェブサイトのページ、ソーシャルメディアのハンドルネームの多くに『オフィシャル』や『オリジナル』という言葉を盛り込むことで、”消費者に、ABBAと『ABBA MANIA』の間に何らかの関連性や提携、スポンサーシップがあるという印象を与えている “と主張しています」。
「ABBA MANIA」のサイトにアクセスすると「”ABBA MANIAは、Polar MusicやABBAとは一切関係がなく、提携もしておらず、支持もしていない と明記されています。全ページのトップに表示されているので、見落とすことはありません。しかし、それでもABBAを追い詰めるには十分ではありませんでした。訴えの中でABBAは、トリビュートバンドに名前の変更を求めたが、彼らが応じなかったため、法的措置を取ったと主張しています。
ABBAのトリビュートバンドは他にもありますが、現在は「ABBA MANIA」が最大です。彼らは2002年にロンドンのウエストエンドで12夜の公演を行ない、1999年から活動を続けています。つまり、ABBAの復活に便乗して結成されたわけではないのです。
法的な問題に直面しているABBAトリビュートバンドは、これだけではありません。2000年代初頭にラジオ・ディズニー時代のティーンエイジャーの間で大流行した「A*Teens」は、著作権侵害のために「ABBA Teens」から名前を変えなければなりませんでした。「A*Teens」は、親が好きな音楽が実際にクールであることを子供たちに納得させながら、オリジナルのポップミュージックを作ることができるという理由で、これを受け入れました。
「ABBA MANIA」の法廷闘争は如何に!?
https://www.avclub.com/abba-isnt-happy-a-tribute-band-named-itself-abba-mania-1848174900