パシフィック・アベニュー(※)が、今週の『Like A Version』(※)で、ABBAのクラシックなフロアフィリング曲をロック風にカバーしました。フレアパンツと最高のブギーシューズを引っ張り出して、ゲリンゴンの仲間たちがディスコスタイルで「ダンシング・クイーン」に自分たちらしいアプローチを加え、車の中でヘッドバンギングしたくなると同時に、踊りながらリズムを刻みたくなるような一曲に仕上げました。
バンドはボーカリストたちに囲まれ、この1976年の大ヒット曲をロック調のサーフロックで熱演し、『Like A Version』スタジオは躍動しました。
ボーカリストのハリー・オブライエンは、『Like A Version』のために何をやるか長い間考えていたそうで、「これをうまくやらなければならないと思っています」と話しています。「最終的に何をするかはわかりませんが、最近『マンマ・ミーア!を観たので、ABBAは私たちの頭に残っていました」。
この曲は、誰もが深いノスタルジアを感じる曲ですが、特にベーシストのジャック・ケイにとっては、毎年クリスマスになると母親と叔母たちが必ず歌っていたという思い出のある曲です。
スウェーデンのアイドルに敬意を表すために、パシフィック・アベニューは、オリジナルの骨組みを尊重しながらも、自分たちのスタイルを表現することが必要だと感じました。
ハリーは、「良いカバーを作るためには、確実にオリジナルの世界に自分たちらしいアプローチを加えることです。しかし、大きくアレンジしすぎてメロディを完全に変えるのは良くないと思います。そうすると、聴衆がついてこなくなってしまうでしょう。しっかりとしたベースを持ちつつ、自分たちらしさを出すことが大切です」と話しています。
『Like A Version』でのパシフィック・アベニューのカバーは、オリジナルに忠実でありながら独自のスタイルを感じさせる素晴らしいものでした。次の大きなフェスティバルでピットで歌いたくてたまりません。
パシフィック・アベニューの『Like A Version』スタジオへの訪問の様子は、以下でご覧いただけます。
※パシフィック・アベニュー(Pacific Avenue):オーストラリアのバンド。彼らは、ニューサウスウェールズ州の町、ゲリンゴン(Gerringong)出身のメンバーで構成されています。バンドはサーフロック、インディーロック、ポップロックの要素を取り入れた音楽スタイルで知られています。
メンバーには、ハリー・オブライエン(Harry O’Brien)とジャック・ケイ(Jack Kay)を含む複数の音楽家がいます。彼らの活動はオーストラリア国内で特に人気があり、独自のアーティストとしての地位を築いています。
※『Like A Version』:オーストラリアの公共ラジオ局Triple Jが放送している音楽番組。この番組では、アーティストが自分たちのオリジナル曲や他のアーティストの曲をカバーして演奏する機会を提供しています。
毎週金曜日に放送される『Like A Version』は、オーストラリアの音楽シーンにおける新しい才能や人気アーティストたちによるクリエイティブなカバーを特集しています。アーティストたちは、自分たちの音楽スタイルやアプローチを加えて、カバー曲を独自のものに仕上げることが求められます。
この番組は、オーストラリア国内だけでなく、世界中の音楽ファンにも人気があります。アーティストが新たな視点で曲をアレンジすることで、オリジナル曲とは異なる魅力が生まれ、リスナーに新しい音楽体験を提供しています。
『Like A Version』は、アーティストの創造性と音楽の多様性を称える貴重なプラットフォームとして、オーストラリアの音楽シーンに大きな影響を与えています。