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劇団四季 マンマ・ミーア! WATERLOO RADIO

『CHESS』第二幕、ついに名曲登場!アイ・ノウ・ヒム・ソウ・ウェル

KGB「モロコフ」彼のこの自信は一体どこから来るのだろうか?「自信」その言葉こそが彼に最も相応しいアイテムだ。「モロコフ」はプレイヤーではない。だが、ソ連のプレイヤーが勝つことはもちろんのこと、かつての「アナトリー」のように亡命する確証はなく「自分好みのチャンピョン」誕生の瞬間に些か興奮していたのかもしれない。ソ連の新チャンピオンは内省的な人物で、話している時とチェスをしている時のみアドレナリンがMAXになる、都合の良い人物だった。まるでイエスマンならぬ「チェスロボット」のようであった。

タイのテレビで「アナトリー」が取材を受けている。だが人生とは面白いもの。それとも仕組まれたのか?「宿命」なのか?神のイタズラなのか?「アナトリー」のインタビュアーは、な、なんと「フレディ」だった。驚いたのは「アナトリー」である。「フレディ」の関心は「チェス大会」にあらず。「フレディ」はチェスのことはそっちのけで「アナトリー」の私生活、「フローレンス」のこと、米ソ冷戦や政治のことなど、まるで自分の興味・関心を「アナトリー」に投げ掛ける。しかも「アナトリー」の細君が今回のゲームのためにバンコクへ来る手続きが整ったことを放送中にぶちまける。時は米ソ冷戦時代。社会主義の国から西側諸国に渡航を許可されることは、例えばオリンピックなようなオフィシャルな行事でさえも、簡単には許可されることはなかった。なのに、どうして「アナトリー」の妻が?「アナトリー」は、腹を立てて、その場を立ち去ってしまう。それは、あたかも、昔の「フレディ」を見ているかのようだった。

「アナトリー」と「フローレンス」は「アナトリー」の妻「スベトラーナ」のバンコク到着の模様をテレビで見ている。いつかは来るであろうと怖れていながらも、避けていた事態を目の当たりにし、異様な緊張感が漂う。「愛は盲目」。その締め付けられた空気がMAXになった時、「アナトリー」と「フローレンス」は口論してしまう。「アナトリー」はゲームに勝つ為には去らなければならないと主張する。「フロ―レンス」は部屋にポツンと一人残され、そこには「スベトラーナ」の姿が未だテレビに映っていた。「フローレンス」は今去ったばかりの「アナトリー」を想い、どれほど自分が彼を理解しているかを想像する。一方「スベトラーナ」は、どれほど夫を理解してしているかを考えるのだった。「アナトリー」「フローレンス」「スベトラーナ」。新たなる三角関係。3名の運命は??

「あっ、この曲、聴いたこある」と言う人も多いのではないだろうか?そう、アイススケートでよく使用される曲だ。1984年当時、全英1位を獲得した。アメリカでも、日本でもかなり流行ったが、当時は「ワン・ナイト・イン・バンコク」の方が、日米ではヒットしていた。ABBAらしいせいなのかもしれない。でもこの曲もABBAビヨルン・ベニーの曲なのだ。四半世紀経った今でも色あせることなく、多くの人に歌われ、使われているのは、ただただ楽曲の素晴らしさにある。恐らく、『CHESS IN CONCERT』日本公演の後、ヒットすると思われる。「フローレンスの歌」と思われがちだが、実は「フレディの妻スベトラーナ」との三角関係を歌った楽曲でもある。どちらが、より「アナトリー」を想っているのか?「アナトリー」は、よほどナイスガイなのだろう。

★ I Know Him So Well★(フローレンス)Click here Click here Click here

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【フローレンス】
Svetlana?

【スベトラーナ】
Florence

【フローレンス】
I don’t know what to say

【スベトラーナ】
There is nothing. I have seen what he really needs
and I can’t give that to him – you can

【フローレンス】
You don’t understand. What he really needs is you and his family –

Nothing is so good it lasts eternally
Perfect situations must go wrong
But this has never yet prevented me
Wanting far too much for far too long
Looking back I could have played it differently
Won a few more moments, who can tell?
But it took time to understand the man
Now at least I know I know him well
Wasn’t it good?

【スベトラーナ】
Oh so good

【フローレンス】
Wasn’t he fine?

【スベトラーナ】
Oh so fine

【フローレンス】
Isn’t it madness?

【双方】
He can’t be mine?

【フローレンス】
But in the end he needs a little bit more than me
More security

【スベトラーナ】
He needs his fantasy and freedom

【フローレンス】
I know him so well

【スベトラーナ】
No one in your life is with you constantly
No one is completely on your side
And though I move my world to be with him
Still the gap between us is too wide
Looking back I could have played it differently

【フローレンス】
Looking back I could have played it some other way

【スベトラーナ】
Learned about the man before I fell

【フローレンス】
I was just a little careless maybe

【スベトラーナ】

But I was ever so much younger then
【フローレンス】
Now at least I know him well

【スベトラーナ】
Now at least

【双方】
I know I know him well

【スベトラーナ】
Wasn’t it good?

【フローレンス】
Oh so good

【スベトラーナ】
Wasn’t he fine?

【フローレンス】
Oh so fine

【スベトラーナ】
Isn’t it madness

【双方】
He won’t be mine?
Didn’t I know How it would go?
If I knew from the start
Why am I falling apart?

【スベトラーナ】
Wasn’t it good?
Wasn’t he fine

【フローレンス】
Isn’t it madness

【双方】
He won’t be mine?

【フローレンス】
Isn’t it madness

【双方】
He won’t be mine?

【フローレンス】
But in the end he needs a little bit more than me –
More security

【スベトラーナ】
He needs his fantasy and freedom

【フローレンス】
I know him so well

【スベトラーナ】
It took time to understand him

【双方】
I know him so well.

★【東京公演】青山劇場★

料金

S席 11,000円  A席 8,000円  B席 5,000円  (全席指定・税込)

青山劇場

2012/1/26(木) ~ 2012/1/29(日)

26(木) 27(金) 28(土) 29(日)
13:30 13:00 13:30
18:30 18:30 18:00




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