ミュージカル『CHESS』のブロードウェイ再演が計画されていることが明らかになりました。
ABBAのビヨルンとベニーとともにこのミュージカルを手掛けたティム・ライスが、2025年にブロードウェイでの再演を予定していると語りました。
ライスは新しいインタビューで、ベニーとビヨルンとともに新しいプロダクションの制作に取り組んでいることを明かし、さらなる詳細は後日発表される予定です。
『CHESS』は1984年にコンセプトアルバムとして誕生し、その後1980年代後半にウェストエンドやブロードウェイでの公演を含む、さまざまなプロダクションやツアーが行なわれました。
2018年にはウェストエンドでのリバイバル公演とともに、ワシントンD.C.のケネディセンターで上演されたプロダクションが、ブロードウェイ再演の試験公演として注目されました。
ティム・ライスは2022年、自身のポッドキャストで「1980年代初めにビヨルンとベニーと共作したミュージカル『CHESS』は、私が関わったショーの中でも最も複雑な歴史を持っています」と述べています。
「私がやりたかったのは、1970年代半ばの冷戦時代を舞台に、西側の人物とソ連の人物との恋愛を描いたシンプルな物語を語ることでした。この2人を結び付けたのが国際CHESSトーナメントだったのです」。
またライスは次のように付け加えています。
「さまざまな誤った扱いを受けたにもかかわらず、『CHESS』は世界中の舞台で確固たる地位を築いてきました。そして、ブロードウェイに再び戻る計画を立てています。チームはすでに整っています」。
「さらに、映画版をぜひ実現したいです。『クイーンズ・ギャンビット』が示したように、それがどれほど効果的に機能するかは明らかです」。
ケネディセンターでの最近のプロダクションでは、ラミン・カリムルー、ラウル・エスパルザ、カレン・オリヴォ、ルースィー・アン・マイルズといったキャストが出演しました。
2018年のウェストエンドでの再演には、マイケル・ボール、ティム・ハワー、キャシディ・ジャンソン、アレクサンドラ・バークが出演しました。