リッキー・ジャーヴェイス(※)、ABBAスタイルのアバターショーを制作する最新のスターとなる可能性 – 自身の名前をバーチャルリアリティで商標登録申請
リッキー・ジャーヴェイス(63)は、エルヴィス・プレスリーやデヴィッド・ボウイのように、自身の ABBAスタイルのアバターショー を制作しようとしているようだ。
このコメディアンは、自身の名前をバーチャルリアリティで 商標登録する申請を行なった ことで注目を集めている。
この申請が認められれば、『The Office』のスターでありスタンダップ・コメディアンでもある彼が、デジタルの姿でアリーナに登場し、何千マイルも離れた場所からライブ公演を行うことが可能になる。
ロンドンの知的財産庁(Intellectual Property Office)に提出された 法的書類 では、次のような商標登録を求めている。
「エンターテインメントおよび教育サービス、すなわち、非ダウンロード型の長編映画、ビデオ、ミュージックビデオの形での3Dバーチャルリアリティおよび拡張現実体験の提供」。
さらに、ゲーム、玩具、衣類、さらには キッチン用品 に至るまで、リッキー・ジャーヴェイスの名前を使用したマーケティングの許可も求めている。
ABBA Voyageから着想を得た音楽レジェンドのアバター化
リッキーのバーチャル化の動きは、ジョージ・マイケルやフレディ・マーキュリーの遺産管理団体が ライブイベントへの展開を計画している ことに続くものだ。
これは ABBA Voyage にインスパイアされたものと見られている。
*リッキー・ジャーヴェイスは、エルヴィス・プレスリーやデヴィッド・ボウイのように、自身の ABBAスタイルのアバターショー を制作しようとしているようだ。
*彼のバーチャル化を商標登録する動きは、ジョージ・マイケルやフレディ・マーキュリーの遺産管理団体 に続くものだ。彼らもまた、ABBA Voyage(写真) に触発され、ライブイベントへの展開を計画していることを示す書類を提出している。
クイーンのギタリスト ブライアン・メイ は、『グラハム・ノートン・ラジオショー』のポッドキャストで次のように語っている。
「フレディのホログラムなどについて、真剣に話し合い、検討したことはあるよ。でも、僕たちがまだ生きている間は、ライブをやりたいんだ。ホログラムにはなりたくないし、僕は僕のままでいたい」。
また、オアシスなどのバンドも 同様の計画 を進めており、ロックバンド KISS は 「不滅の」デジタルアバター を公開。メンバーがツアーを行なえなくなった後もパフォーマンスを続けられるようにしている。
こうした ホログラムを活用したプロジェクトの急増 の背景には、ロンドンの ABBA Voyage の成功がある。
このショーは、開始から1年で100万枚以上のチケットを売り上げ、ロンドンで最も人気のあるアトラクションの一つとなった。
2022年にスタートした ABBA Voyage では、ビヨルン、アグネタ、フリーダ、ベニー のホログラムが登場し、観客のお気に入りの名曲「ダンシング・クイーン」「恋のウォータールー」などを披露する。
ABBA Voyageが経済にもたらした影響
*このコメディアン(63)は、自身の名前をバーチャルリアリティで商標登録する申請を行い、注目を集めている(※写真は2022年のもの)。
ABBAは、「マネー。マネー。マネー」の歌詞の通り、 莫大な収益を上げている。
新たな調査によると、ABBA Voyageがイギリス経済にもたらした金額は3億2200万ポンド(約610億円) に上る。
100万枚以上のチケットが 1枚最大181.50ポンド(約3万4000円) で販売された。
デヴィッド・ボウイのホログラム復活計画
2024年9月には、デヴィッド・ボウイがホログラムでステージに戻る可能性がある ことが報じられた。
ボウイは2016年1月、69歳で肝臓がんのためこの世を去ったが、
現在、彼のキャリアを描く アニメーションプロジェクト の計画が進められているとされる。
*2022年に開始された ABBA Voyage では、ビヨルン、アグネタ、フリーダ、ベニーのホログラム・ABBAターが登場し、「ダンシング・クイーン」や「恋のウォータールー」などの観客に人気の楽曲を披露している。
*9月には、デヴィッド・ボウイが死後8年を経て ホログラムとしてステージに復帰する可能性 があることが明らかになった。
『The Sun』紙によると、関係者の証言として、次のようなコメントがある。
「アバターショーは巨大なビジネスであり、ABBAの画期的なショーが示したように、その需要は非常に大きい」。
「デヴィッドがホログラムとして再びステージに立つことができれば、大きな話題になる」。
商標登録の申請により、このプロジェクトが正式に進められる可能性が高まっているという。
また、すでに 18ヶ月以上前からボウイのバーチャルリアリティ・アバターの開発が進められている ことも判明している。
彼の最後のアルバムは、亡くなる わずか1週間前 にリリースされ、
ボウイはニューヨークの自宅で家族に見守られながら69歳で逝去した。
※リッキー・ジャーヴェイス(Ricky Gervais) は、イギリスのコメディアン、俳優、脚本家、監督、プロデューサーであり、特に イギリス版『The Office』の共同クリエイター 兼主演として知られています。彼の鋭いユーモアと風刺的なスタイルは世界的に高く評価されています。
基本情報
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本名: Ricky Dene Gervais
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生年月日: 1961年6月25日
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出身地: イギリス・レディング
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職業: コメディアン、俳優、脚本家、監督、プロデューサー
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ジャンル: ブラックコメディ、シットコム、スタンダップ・コメディ
代表作
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『The Office』 (2001-2003)
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イギリスBBCで放送されたモキュメンタリー形式のシットコム。
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主演の デヴィッド・ブレント役 で高い評価を得る。
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アメリカ版(主演スティーブ・カレル)も大ヒット。
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『Extras』 (2005-2007)
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俳優のエキストラとして奮闘する男を描くコメディ。
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ケイト・ウィンスレットやパトリック・スチュワートなど、大物俳優が本人役で出演。
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『Derek』 (2012-2014)
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知的障害を持つ介護施設職員の心温まるストーリー。
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『After Life』 (2019-2022)
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妻を亡くし、人生に絶望した男の再生を描くNetflixの大ヒットドラマ。
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スタンダップ・コメディとゴールデングローブ
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スタンダップ・コメディアン としても活躍し、辛辣で社会風刺的なネタが特徴。
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ゴールデングローブ賞の司会を5回担当(2010年、2011年、2012年、2016年、2020年)。
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ハリウッドの有名人を容赦なくイジる毒舌トークが話題に。
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リッキー・ジャーヴェイスのバーチャルアバター計画
最近では、自身の名前を バーチャルリアリティで商標登録申請 し、
ABBA Voyageのようなアバターショー の可能性が注目されている。