明日のエスコートはビルに決まりかけたと思われたが、ハリーも、サムも、なぜこの島に呼ばれたのか?それぞれ納得し始める。パパはビルではなかったのか?ソフィはパーティの中、混乱し、迷走へと入っていく…そんなソフィの気持ちを知らず、パーティは盛り上がる。
<ツウの観方>
・この曲は「誰」の「どういう言葉」で始まるか?
・ソフィはスカイから何かをもらうが、それは何か?
・ソフィはサムからあることを言われる。何と言われたのか?
・ソフィはハリーから何か言われる。何と言われたのか?
・最後に、ソフィはどうなってしまうのか?
・ソフィ以外の人達はどんな動きをして前半を終えるのか?
劇団四季『マンマ・ミーア!』再演記念⑪「ヴーレ・ヴー」
https://www.youtube.com/watch?v=6HjS1s9QuZk
<COMPANY>:
People everywhere
A sense of expectation
Hangin’ in the air
Givin’ out a spark
Across the room your eyes
Are glowin’ in the dark
And here we go again
We know the start
We know the end
Masters of the scene
We’ve done it long before
And now we’re back
To get some more
You know what I mean
Voulez-vous
Take it now or leave it
Now is all we get
Nothing promised
No regrets
Voulez-vous
Ain’t no big decision
You know what to do
La question
C’est voulez-vous
Voulez-vous
And here we go again
We know the start
We know the end
Masters of the scene
We’ve done it long before
And now we’re back
To get some more
You know what I mean
<Voulez-vous>
Take it now or leave it
Now is all we get
Nothing promised
No regrets
<SAM>
Sophie, I won’t beat about the bush
I know why I’m here.
<SOPHIE>
Sam?
<SAM>
: and I have to tell you, I think it’s
brilliant! I’ve always wanted a little
girl, and a big one’s even better:
<SOPHIE>
Oh no, but, Sam – I:
<SAM>
I know, I know I’m rushing things –
Listen, doues your mum know you
know?
<SOPHIE>
God, no – she can’t –
<SAM>
Indeed. Who’s giving you away?
<SOPHIE>
: no-one –
<SAM>
Wrong. I am.
<SOPHIE>
You!
<SAM>
Yeh. Now don’t worry about Donna,
she doesn’t scare me: much!
<COMPANY>
Voulez-vous
Ain’t no big decision
You know what to do
La question
C’est voulez-vous
Voulez-vous
<HARRY>
Oh, my God – I’ve got it! Talk about
slow on the uptake! I’m your Dad!
<SOPHIE>
Harry:
<HARRY>
No, the penny’s dropped now – good
and proper – that’s why you sent me
the invitation. You want your old
Dad here, to walk you down the
aisle. Well, I’m not won’t let you
down. I’ll be there!
<COMPANY>
Voulez-vous
Take it now or leave it
Now is all we get
Nothing promised
No regrets
Voulez-vous
Ain’t no big decision
You know what to do
Pas question
C’est voulez-vous
☆ABBA「ヴーレ・ヴー」トリビア☆
1979年、とにかく日本で爆発的な大ヒットとなったディスコ・ナンバーだ。江夏一樹という日本の歌手が「熱くなれ」というタイトルでカバーしている(売れ筋の程は定かではないが)。オリエンタルなギター・リフ、簡潔で覚えやすいタイトル、それ以上にリスナー誰にでもすんなり入ってくる覚えやすいキャッチーなメロディ。あの“アハッ!”という合いの手はまさにABBA流。普通ならばサックスの演奏で処理するべき箇所だろう。「ヴォーカルも楽器のひとつとして考える」というベニーならではの絶妙なアイディアだ。
本作はビヨルンとベニーがバハマ滞在中に書き上げた作品で、マイアミでバッキング・トラックのレコーディングが行われている。ところが、それまで気心の知れた長い付き合いのミュージシャンとしか仕事をしてこなかった2人にとって、遠く離れた外国で見ず知らずのミュージシャンたちとレコーディングするというのは相当なプレッシャーだったらしく、実際に彼らとの意思疎通もなかなか上手くいかなかった。結局はストックホルムに戻ってからレコーディングをやり直し、マイアミでレコーディングした音源は実は一部しか使われなかった。
アルバムからのサード・シングルとしてリリースされた「ヴーレ・ヴー」だが、低調なセールス結果だった。日本ではもちろん1位を獲得し大ヒットを記録したものの、当時ナンバー・ワンは当たり前と思われていたイギリスでは最高3位。また、デビュー当時からABBA人気の高かったドイツでも14位、熱狂的なABBA・マニアの吹き荒れていたオーストラリアではなんと79位という低調ぶり。欧州でナンバー・ワンを獲得したのはベルギーのみで、オランダでは4位、フランスとスペイン、スイスでは9位をマークするのがやっとだった。では、「ヴーレ・ヴー」は失敗作だったかと言えば、そのようなことはなく、ただ「ABBA“も”ディスコ?」と、今までポップスの歴史を塗り替えてきたABBAだっただけに、「所詮、ABBAも世間に迎合するグループだったのか」と欧州では、反感の目で見られていたようだ。本国スウェーデンでは「結局、ABBAもなんだかんだいって、商業主義に巻き込まれだけじゃないか」と非難されることもしばしばあった。ABBAはただただ、音楽を愛し、自分たちが作りたいと思った曲を提供して来ただけなのに、生涯“唯一”となるディスコソングのアルバム『ヴーレ・ヴー』、その中でも中心の「ヴーレ・ヴー」は、前作『ジ・アルバム』からのあまりの変貌さに戸惑いを見せた欧州ファンのささやかな抵抗だったのかもしれない。「餅は餅屋」。ABBAはディスコなぞの色に染まってほしくなかったと当時は捉えていたようだ。
劇団四季『マンマ・ミーア!』再演記念⑪「ヴーレ・ヴー」(ABBA版)
https://www.youtube.com/watch?v=za05HBtGsgU
https://www.youtube.com/watch?v=FtdDrOVWQb4
(1979年秋、ロンドン・ウェンブリーアリーナ・LIVE)