8月24日に封切りされた『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』の興行成績が振るわない。初週7位でスタートしたが、2週目は9位、そして3週目はとうとう圏外の11位に陥落してしまった。
この結果に関して東山氏は「前回(2009年)はミュージカルという下地があったので、映画は封切り前より大好評でしたが、今回はキャサリン・ジョンソン(『マンマ・ミーア!の脚本家)が直接脚本を書いていない、いわば『オリジナル・マンマ・ミーア!』。この”驚き”に観客は圧倒され、ついて行けないマンマ・ファンが多いのではないでしょうか?」
またアメリカ・ニューヨークでは「なぜメリル(ドナ役)を殺す必要があったのか?」と酷評ばかり。予定より早めにロードショーをやめるそう。
また東山氏は付け加える。「確かにABBAの曲はまだこんなにあるんだなあという視点から見れば、サウンドトラックは売れるでしょう。ですが、ニューヨークでも大騒ぎになっているように、主役のドナを亡き者にしてしまったのには、宗教観が各国違うといえど、理解できないのでは?特にアメリカではメリル・ストリープは大スターですからね!以前は10回観に行くのが当たり前だった『マンマ・ミーア!』ファンもさすがに今回はあまりの惨さに退いてしまったのではないでしょうか?」。
最後に東山氏は言う。「確かに惨い『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』かもしれません。しかしABBAの素晴らしい曲を是非、聴きに行ってほしい。何回も聴くうちに、前回のあの感動が蘇ってくるはずです」。
果たして『マンマ・ミーア・ヒア・ウィー・ゴー』の挽回はあるのか?