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ビヨルン、新コロナ、経済の未来を語る!!

ABBAのスーパースターであるビヨルンが、スウェーデンのコロナウイルスへの対応が正しかったかどうかを判断するのは時期尚早であると話します(5月22日インタビュー)。

ポイント
スウェーデンの、この世界中の健康を脅かす危機への対応は“実験的だ”という風に見ている人もいます。

多くの国でコロナウイルス拡散防止のために採用されている厳格なロックダウンを導入寸前で、スウェーデンはロックダウンの代わりに国民に、自己責任であること、そしてソーシャルディスタンスを守ること、手指のアルコール消毒を促すことにしました。   ABBAのスーパースターであるビヨルンが、CNBCに、スウェーデンはいまだにコロナウイルスの死亡率が高いことをデータが示しているにも関わらず、ストックホルムでは人々の生活が日常に戻ろうとしていることについて話します。

スウェーデンが世界に輩出した最大の産物Volvoに次ぐ2番目であるとされる、世界的に愛されるポップバンドの一員であった、スウェーデン人の作曲家兼ミュージシャンは、政府は、国民がコロナウイルスの大流行に対する対応を各自でなんとかしてくれると信頼を寄せていた、と話しました。

「政府が言ったのは、私たち国民が正しいことをすると信じてるってことだよ。こうするのが正しいことで、みんな適切な行動をとってくれると思っていたんだ。そしてほとんどの人がそうしていたと私は思うよ」とビヨルンはCNBCに話してくれました。

「まず初めに、隔離の方法としてはとしては、すごく高等なものに聞こえるよね。でもそれから、とてもたくさんの死者が出た。だからまだ早いと思うんだ。まだわからないよ。私たちが選んだ道が正しかったのか、間違っていたのかを決めるには、少なくとも半年ぐらいは様子を見ないとね」。

スウェーデンの、この物議をかもす、世界中の健康を脅かす危機への対応は“実験的だ”という風に見ている人もいます。

多くの国でコロナウイルス拡散防止のために採用されている厳格なロックダウンを導入寸前で、スウェーデンはロックダウンの代わりに国民に、自己責任であること、そしてソーシャルディスタンスを守ること、手指のアルコール消毒を促すことにしました。

中には開いている学校もありますし、ほとんどの人が仕事を続け、店やバーやレストランに行き続けています。70歳以上はステイホームを要請され、他人との濃厚接触を制限されていました。 コロナウイルスによる死者の数がスウェーデン国内で減少傾向にある一方で、5月12日から19日の間、Our World in Dataは、100万人の住人に対して1日6.25人の死者が7日間以上続くのは、世界最高の致死率であると報じました。イギリスの割合はそれ以来、スウェーデンの割合を再び上回ってはいるものの、当時その数字はイギリスの5.75人を超えていました。ジョンス・ホプキンス大学からのデータによると、スウェーデンは3万2712人の感染、うち死者が3871人であることが確認されています。

ビヨルンは、この世界危機は将来についてよく考える期間になったと話します。ストックホルムの別荘で隔離された中で4月に75歳の誕生日を迎えたポップアイコンに、このパンデミックは世界をこれからどう変えると思うかを聞いたところ、まだ何もわからないとのことでした。

「まだ経済がどうなるかはわかないよ。わからないけど、たぶん夏の終わりかそれぐらいまではウイルスが全くなくなる、なんてことはないだろうね。恐ろしいことだ。それから、第二波や第三波が来るかもしれない。きっと今までとは違う世界になるだろう」。



ABBAで共に作曲をしていたベニーと共に、ビヨルンは巨大な成功を収めたミュージカル『マンマ・ミーア!』にも携わっています。そして『マンマ・ミーア!The Party』という体験型施設をストックホルムとロンドンに作りました。しかし、どちらも全てコロナウイルス感染拡大防止のため、現在は閉鎖されています。

「ダンシング・クイーン」や「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」、「ザ・ウィナー」を含むABBAの有名ななヒット曲の共同作曲家は、このコロナウイルスの影響で、みんなが観客席で一緒に座っることができるようになるまで、時間がかかるだろうと考えます。

可能性として考えられる、ソーシャルディスタンスを保った状態で観客を動員するとなれば、「半分しか埋まっていないけれど満席」という状態だろう。だから、以前と同じようにはいかないだろうと、話します。

ABBAは、1974年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストで「恋のウォータールー」というヒット曲で成功を収め、世界で活躍を果たしました。ABBAは世界で最もたくさん売り上げた音楽グループの1つとなり、世界中で3億8500万枚以上のシングル・アルバムを売り上げました。

多くのファンには悲しいことではありますが、彼はABBAがステージ上に一緒に上がり、パフォーマンスをすることはないことを発表しています。しかし、長らく待ち焦がれている2曲の新曲はもともと2018年にレコーディングされて、発表される予定でした。その2曲に関して「今年のいつかだと思うよ、うん。きっと。」と認めています。

35年を経てスタジオに再び集まるのはどういう気持ちだったのかと聞くと、彼はこう答えました。「ああ、それはとても良かったよ」「30秒もすれば、どうしてだかわからないけれど、まるで昨日もスタジオにいたかのように、当時の私たちになった。変な気分だったよ」。

「私たちの間にある、あの感情は特別なものだね」と付け加えました。


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