ABBAはベニーの息子が新作のレコーディングの様子について語っている。
ABBAは日本時間9月2日にYouTubeで生配信を行って、ニュー・アルバム『ヴォヤージ』を11月5日にリリースすることを発表した。
合わせてABBAは2022年5月からテクノロジーを駆使したホログラムによるライヴがロンドン・クイーン・エリザベス・オリンピック・パークに独自に建造されたアリーナで行われることも発表している。
再結成公演の制作を手伝っているベニー・アンダーソンの息子のルードヴィグは『デイリー・ミラー』紙に新作のレコーディングの様子について語っている。
「彼らはただものすごかったんだ。彼らは自分たちのためにやっていたんだ。というのも、最終的に気に入るものじゃなかったら、誰にも聴かすつもりはなかったんだ」。
彼は次のように続けている。「緊張は見えなかったね。1979年のドアから歩いて出てきたみたいだった。40年後に復活したんだ」「『もう二度とやらない』って言うような瞬間はなかったね」。
アルバムのリリース発表に合わせて「I Still Have Faith In You」と「Don’t Shut Me Down」という2曲の新曲も公開されている。
ABBAは声明で次のように述べている。「私達が最後に一緒に音楽を作ってから、随分時が経ちました。実に約40年ぶりです。1983年春に活動を休止したのですが、そろそろそれに終わりを告げようと決意しました。前のアルバムと次のアルバムとの間に40年以上の間隔を空けるのは無謀だと言われています。それで私達は今回、前作『ザ・ヴィジターズ』に続く作品をレコーディングしました」。
「実を言うと、再びレコーディングを行うことに、私達を駆り立てた最大のインスピレーションの源は、想像を絶するような、今までに見たことのない壮観なコンサートの制作に関わったことでした。来春、ロンドンの特設アリーナで、デジタルに再現された私達ABBAが自分達の曲をステージ上で演奏する様子を、私達自身も観客席に座って見ることができるようになるのです」。