『ABBA: The Movie』が、アグネタのヒップに関するコメントのため、PG(保護者の指導が必要)に引き上げられました。英国映画等級審査委員会(BBFC)は、「軽い性的な言及」と「言葉遣い」を理由に、この映画の等級をU(全体観賞可能)からPGに変更しました。
このモキュメンタリーは、架空のラジオDJが、バンドの1977年のオーストラリアツアー中にインタビューを得ようとする様子を追っており、バンドにはビヨルン、ベニー、フリーダ、そしてアグネタが含まれています。
BBFCが注目したシーンの中には、1975年にアグネタが「リア・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀ヒップ)」賞を受賞した2年後に、メディアが彼女のヒップに執着していることにバンドメンバーが「後悔交じりの楽しみ」を表現している場面が含まれています。
BBFCは、一部の人がこの言葉遣いを「差別的」と感じるかもしれないと述べています。また、映画の公開から47年後に新しい保護者向けのガイダンスを発表し、映画内で「bloody(くそ)」「God(神)」「hell(地獄)」といった言葉や、スウェーデンのバンドの曲「ホェン・アイ・キィスト・ザ・ティーチャー」の一節に注意を促しています。
さらに、バンドメンバーが「変わったベルベット製のベッド」を注文したという報道に言及する会話にも注意が向けられました。映画内では喫煙シーンがあり、また、バンドメンバーが記者に対して「ドラッグは使用しない」と語る会話も保護者に知らせるべき内容として挙げられています。
※PG指定:”Parental Guidance”(保護者の指導が必要)を意味し、映画や映像コンテンツにおける年齢制限の一種です。PG指定の作品は、すべての年齢層が観賞可能ですが、特定の場面において、幼い子供にはふさわしくない内容が含まれている可能性があるため、保護者が子供と一緒に視聴し、その場面について説明することが推奨されています。
たとえば、軽い暴力表現や軽い性的な言及、喫煙や軽度の卑語が含まれる場合にPG指定が与えられることがあります。しかし、これらの内容は一般的に子供に悪影響を与えるほど過激なものではないとされています。
https://uk.movies.yahoo.com/movies/abba-movie-reclassified-pg-022703957.html