ABBAのビヨルン・ウルヴァース(79)、28歳差の妻との関係に「深刻な葛藤があった」と告白:「彼女が決めることだと受け入れた」
ABBAのスター、ビヨルン・ウルヴァース(79歳)が、28歳年下の妻と恋に落ちた経緯について語りました。
スウェーデン出身のミュージシャンであるウルヴァースは、交際から2年以上を経て、2024年9月に3人目の妻であるクリスティーナ・サス(52歳)と結婚しました。
英タイムズ紙とのインタビューで、ビヨルンは今月末に80歳を迎えるにあたり、サスと初めて出会ったとき「一目惚れ」だったと告白。ただし、年齢差については当初、大きな葛藤があったとも述べています。
「最初は自分の中で深刻な問題を感じました。年齢差っていうのは、誰にとっても問題になり得ます。誰かが自分よりずっと若い人と出会って恋に落ちたとき、『これは正しいことなのか?』って、考えない人はいません」。
それでも最終的には、心の声に従うことに決めたと語ります。
*マイケル・カンパネラ/ゲッティ
2022年、ストックホルムでの映画プレミアにて、ビヨルンとクリスティーナ・サス。
「結局、彼女が決めることだと受け入れた」
「最終的に、もう考えるのをやめました。『彼女が決めることだ。年上の人と一緒にいたいと思うなら、それでいい。私たちはお互いに愛し合っている』と。
今では年齢差のことは全く話題にもなりません」。*シェーン・アンソニー・シンクレア/ゲッティ
2024年9月、ロンドンでのガライベントにて、ビヨルンとクリスティーナ・サス。
「一目惚れって、本当に素晴らしい」
ビヨルンは「一目惚れ」という感情についても語り、それを「壮観」で「素晴らしい」感覚だと表現しました。
「心を開いて、アンテナを張っていないといけない。冒険心があって、リスクをとる覚悟がある人だけが体験できるものです」。
出会いのきっかけと再婚
2人は2021年に出会いました。サスさんはABBAの9枚目で最後となるアルバム『Voyage』のリリース作業に携わっていました。
その後、2022年春から交際をスタート。同年、ビヨルンは2人目の妻、音楽ジャーナリストのレーナ・シェレシュヨ(Lena Källersjö)との41年にわたる結婚生活に終止符を打ちました。
そして、彼とサスさんはコペンハーゲンで挙式を挙げ、ビヨルン本人がインスタグラムで結婚を公表しました。
家族構成と過去の結婚
ビヨルンは1971年から1980年まで、ABBAのバンドメンバーであるアグネタ・フェルツコグと結婚していました。
2人の間には娘のリンダ(52歳)と息子のピーター(47歳)がいます。さらに、前妻レーナとの間にも2人の娘がいます。
*マイケル・オクス・アーカイブ/ゲッティ
1976年のABBA:ベニー、フリーダ、アグネタ、ビヨルン。
ABBA Voyageと“その後”の未来
現在ロンドンで開催されている『ABBA Voyage』は、AIによるホログラムの“ABBAター”がABBAの名曲を再現する革新的なコンサート体験です。
このショーは来年1月まで上演予定ですが、今後の継続については「1人でもメンバーが亡くなったら続けるべきか」という倫理的問題が残されていると、ビヨルンは語ります。
「私たちは2029年まで現在の会場を使えることになっていますが、チケットの売上が落ちる可能性もあるし、わからないことも多い。
でも誰かが亡くなっても続けていいのか? それは大きな倫理的な問題です。
アガサ・クリスティは『ねずみとり』について問題にしたでしょうか?(※)
人は死んだら終わりだという考えもあるけど……でも、私の子どもたちは喜んでくれるかもしれません」。
※注:「The Mousetrap(ねずみとり)」は、アガサ・クリスティ原作の演劇で、1952年に初演されて以来ロンドンで現在も上演が続いている世界最長記録の舞台劇です。