ストックホルムの人たちが見せられたものは耐えがたい事とは反対の事でした。
テロリストの理想社会というフィクションは、実のところ、現実の世界が住むのが耐えられないとわかるほどに強烈なものなのでしょうか。その場合、私はある意味で、テロリストを理解できると思います。イスラム帝国で生きるぐらいなら、むしろ死にたいとすら思います。と、ビヨルン・ウルヴァ―スは記しました。
私たちの多くにとっては、テロリストの脳内に入っていく事を想像するのは不可能な事です。彼らを最後の致命的な決断をさせるものとは一体何なのでしょうか。彼らは、近代の俗物的な自由主義で民主主義的な社会での人生は耐えがたいものだと思っています。彼らの理想社会というフィクションは、実のところ、現実の世界が住むのが耐えられないとわかるほどに強烈なものなのでしょうか。その場合、私はある意味で、テロリストを理解できると思います。イスラム帝国で生きるぐらいなら、むしろ死にたいとすら思います。罪の無い私のような人間を死の世界へと連れて行くことがないように。
私たちは、壁や床、天井のある社会の構造の中で生きています。私たちはフィクションの中で生きています。お金、政府、イデオロギー、宗教。進化というものが私たちに意識を与えてくれて以来、私たちの肉体自身とちょうど同じくらい、私たちの物語は存在しています。私たちはフィクションなしでは生きていけません。しかし、フィクションを通して見る事が出来ます。複雑で歪んだパターンや逸脱した方法で、お互いを、巨大かつ、もろいガラスを通して見る事ができます。私たちはそれらを通して森、海、山を見る事ができます。いわゆる、私たちの物語を創り出す前からそこにあった、自然というものです。
問題は、多くの人のガラスの壁は防弾リムジンの真っ黒な窓であるということです。あなた達はそれらを通して見る事ができませんし、壊せないと思う事が出来ないのです。
テロリストは、歪んだ世界観を引き起こす毒を持っているパラサイトに侵されています。その毒は複雑で、成分を完璧に確定する事は不可能な事です。しかし私たちはその毒が、毒された真実を持つ世界についての物語を引き起こすということを知っています。テロリストはその世界に固執して、きちんと見る事ができません。彼らは神に与えられたとされる話が人々によって好都合なように作られたものだということを、仮に、ですら、想像する事すらできません。
ストックホルムの人たちが最近明らかにした事は、神の啓示の中で、根本主義者の不寛容さと、正義を求める偏見とは全く反対でした。
世界人権宣言に、人々の為に人々によってかかれた話があります。お互いが平和に生きるためにこの話を書いています。自由な考えを持ち、啓発されていて、博識な人がそれを書きました。ドロットニングでテロリストによって表明されたダークフォースに対する、私たちの一番の防御策は、自分たちの子どもを自由な考えを持つ、啓発された、博識な人に育てる事です。
ビヨルン・ウルヴァ―ス
ミュージシャン、作詞家、作曲家
http://www.expressen.se/debatt/terroristen-ar-invaderad-av-en-parasit/