ベニーが自伝を演奏します。
ベニーの名はポップ界の歴史の中で偉大な名前の一つです。主にABBAの作曲家、アーティストとしてです。今、彼は言葉なしに彼の自伝をピアノでつづった新しいソロアルバムをリリースしようとしています。KulturnyheternaがストックホルムSkeppsholmenの彼の書斎でベニーに会います。そこで、レコードポップ界のベテランがアルバム「ピアノ」がどのように誕生したかを話してくれます。
「私は本当に一度も古い曲を演奏したことがないんだ。おそらくChessから何か私がとてもピアノに向いているなーと思ったものぐらい。でもその時、「ふむ、古い曲だけでピアノアルバムを作るのがいいかもしれないな」って思ったんだ」。年を取った男が再び古い曲を演奏しているんだ、とベニーは言います。
◆全キャリアからの歌たち
その新しいアルバムはクラシック音楽会社Deutsche Grammophonからリリースされます。彼がひとりグランドピアノで彼の全キャリアから曲を解釈したアルバムです。ABBA、Chess、Kristina from Duvemala、そしてソロアルバム、ほかのものの中から選びました。
「最終的に私たちがすべてを聞き終えたとき、実際にある種の伝記のように感じたよ。自伝だね」。
◆時間を費やす仕事
彼の作曲家としての深い経験にも関わらず、彼は音楽がどこからやってきたか知りません。しかしまだ、それを作るために必要とされてきたものはわかっています。
「時間。これで十分だって担がれるものではないね。つよく、これがいい!と感じなければならない。まず、自分でチェックしなければならない。ほかのだれかがこれをもうしていたかどうか。だから、それを聞いたことがあるから、私はそれが好きなだけなのか。もしくは、私の中に突然現れただけなのか。そして時間はかかります。10時間座っていないといけないと思います。私はそれでも十分だとは思わない。もっとずっと長くかかるものです。」
◆歌詞がない珍しさ
ABBAの中ではベニーが音楽を書き、ビョルンが歌詞を書いてきました。そのコラボレーションが今日まで続いているのです。しかし今回は違います。このアルバムは完全に器楽用です。ただ彼とピアノだけ、それがベニーにとって珍しいのです。
「すべての歌詞がなくなり、すべての声がなくなり、すべてのアレンジが消えると起こることは、たっと私をピアノだけが残るのです。ほかに何か残っているものはあるのだろうか。もしそう聞かれたら、私ははいと答えます。そこにはあります。聞いてみてください、そして私を呼んでください。それをいいと思ったかどうかを私に教えてください」とベニーは言います。
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