Q.あなたたちほどの名声なら、もちろん、パンクがやってきて、あなたでさえ、全てがくだらないと決めたでしょう。
A.いいね！好きだよ！私はパンクにはあまり興味がなくて、でもいい姿勢だと思うし、あとから考えれば、そこにも楽しいものがあったのだろうなと思います。
Q.でもその時、いつの時代も一番有名なパンク、Pretty VacantがABBAから盗作しましたね。
A.そうだったんですか?!
Q.そうですよ。作曲したGlenn MatlockがメインのテーマはSOSからとったことを告白しています。
A.おやまあ。どういたしまして！
Q.あなた達が活動を停止した時、ほっとするような気持ちがあったのですか？
A.わかりませんが、ただ私たちは他の事をする時が来たと思いました。いや、その前から何度か思っていたのかもしれません。
Q.4人全員がそう感じていたのですか。
A.いいえ。私とビヨルンですね。おそらくビヨルンよりは私の方が強かったかもしれません。でも彼は私に同意してくれました。そして私たちは二人とも、劇場向けに曲を書く方がより良いのではと考えました。それからはもちろん、ティム・ライスが突然現れ、私にこんな考えを言いました。1つは『King Saul』について、もう1つは『CHESS』についてでした。CHESSだって?ミュージカルのテーマでこれほど面白くないテーマは他にない。よしやろう。と思いました。
だから、私たちは女性陣（アグネタとフリーダ）に言いました。少し時間を置こう。と。きっと2年ぐらい、これを完成させるのに必要だろうから、それからどうするか、考えよう。と。
しかし、それは2年以上かかりました。ウエストエンドにたどり着くまで、実は4年もかかったのです。それから、戻って、手をたたきながら、言ったのです。よし、続けるかい?と。でもそれはもう選択肢になかったのです。
Q.そうでした。あなたたちは一度も解散を発表しませんでしたよね。
A.いいえ、まったく。私たちは休憩を取ったのです。今も活動停止（休憩）中です。
Q.あなたは自分自身を、パフォーマーだと言いますか？それとも作曲家ですか？
A.ああ、私はパフォーマーではありませんよ。作曲家です。
Q.あなたはパフォーマンスを楽しんでいますか。
A.私が楽しむことは、他のミュージシャンと演奏する事です。それが人生でできる、最も楽しいことです。自分の部屋で一人で座って、音楽を書こうとして、それはそれで良いですよ。毎日働く事は楽しいです。しかし少しさみしいですよね。
だから、私はバンドを組んだのです。ビヨルンがコライトしていて、2001年からスウェーデンでトップ５のアルバムに6つが入っている『ベニー・アンダーソン（ズ）・オーケストラ』です。それは友達を作り、一緒に音楽を演奏する仲間を作るために作ったのです。
Q.毎日作曲するのですか。
A.はい、毎日します。少なくとも、座って、書こうとはします。たいていは何も思いつかないのですが、もしそこにいなければ、絶対に何も思いつきません。ただ、妥協出来たらいいのにとは思います。
Q.どうして何も起こらないのですか。
A.いいえ、わかりやすいじゃないですか！でもなぜ、突然、起こるのか。なぜ、3週間しょうもないものを演奏し続けて、突然8ビートが現れて、私に語りかけるのです。それは1966年のノルウェーのホテルでの様です。もしそれが起こらないなら、何も起こらないのです。でもそれって何ですか。
もし私がそれが何か知っていたら、月曜の朝にまっすぐそこへ行くだろうに。でもそんな風にはいかないのです。おそらく物を作る人皆に同じことが言えるでしょうね、全ての画家、作家。そこに座って、やり続ける必要がある。「それ」が起こるのを待たなければならないのです。
それは、誰かに突然、残念だよって思われるようなものです。どこへ行くわけでもなく、ピアノのところに座っている人を見ているのです。今日は彼に8ビートを送ってあげましょう。
Q.どの時代でもかまいません。どなたがあなたのお気に入りの作曲家ですか。
A.そうですね、1番はJohan Sebastian Bachですね。そしてそれから、しばらくは誰もいません。それから、人々はリチャード・ロジャース、アーヴィン・ベルリン、レノン、その後マッカートニーを好きですよね。もちろん、ブライアン・ウィルソンは私のヒーローのうちの1人ですし、Ray Davies, トニー・ハッチもです。全てを思いだすことはできないでしょうね。そして、マックス・マーティンの作品が好きです。彼は自分のしていることを理解している。
しかし、そんなにたくさんの曲が今、書かれていて、私はどのようにしてそれが上手くいっているかわかりません。私にとっては、メロディーとともに歌が始まり、コードと結びつくからね。
私はね、欠けているものは「送る人」だと思います。もし誰かが私の音楽を好きなら、それは私なのです。私がそれをあなたに送っているのです。もしその後ろに7人の人がいるなら、彼ら全員正直ですか？彼らはそれを本気で言っていますか？
Q.スウェーデンの僻地に40年前にいると感じていて、今は、ポップ界の中心の一つになって、スポティファイのホームであることは、あなたにとってはヘンな気分に違いないでしょうね。経済的に、また一般的に、作曲家たちが受けている扱いをあなたはどう思いますか。
A.そうですね、経済的には、何もないよりは良いでしょうね、無料でダウンロードされるよりは良いでしょう。だから、良い考えだと思います。
彼らができる事は、今のところ、人がその歌をクリックしたとき、それがケイティー・ペリーであることを見て、そのタイトルを見ます。でも、そこには作曲家やミュージシャン、プロデューサー等、情報を見れる他のボタンもあるべきなのです。
作曲家たちも作品に対して認められるべきなのです。
Q.ABBAの質問を尋ねられることにどれくらい飽きていますか。
A.私は飽きないですよ。ただ答えはノ－です(笑)
Q.でも、サイモン・フラーとデジタルプロジェクトがありますよね？
A.はい。そしてそれはデジタルになるでしょう、でも、ライブなのです。もし私たちが本当に再びそこに出ていくのであれば、私はそれをリアルなイベントにするために何だってしますよ。私たちはどんな場面においてもケチったりしないだろうし、それがここで起こることになるでしょう。でもそこではないのです。私たちはそこでデジタルの形で、ホログラムとして、もしくは拡大した現実世界に、いる事になるのです。私たちはそこにはいませんが、あなたたちは私たちがそこにいると感じるでしょう。
Q.あなたとビヨルンは、クリエイティブディレクターで、セットリストを選び、全てがどのようになるかを決めているのですよね?
A.そうです、もちろんです。私たちはもう1年間、それに取りかかっているのです。おそらく2019年4月にオープンするまでもう1年半かかります。しかし、それが良かった時だけです。良くなかったら、まったくそれをするつもりはありませんし、サイモン・フラーを含めみんな、承知の上でしょう。
Q.最近、どれくらいの頻度で、4人で集まるのですか。
A.これについてですか？2・3回ですよ。その前は、そうだね、ときどきですね。
Q.全部大丈夫なのですか。
A.大丈夫ですよ。ずっと大丈夫でしたよ。
Q.そして、初めの夜、コンサートホールに、4人はそこにいて、ABBAのコンサートを全員で見るのですか？
A.そうだと思いますよ。私の事しか言えないけれど、私はそうだと思います。
AMRAはテクノロジーと信用の上に作られた、世界的なデジタル音楽コレクション社会の先がけのようなものです。AMRAは今日のデジタル時代において、最高級の透明性と効率を提供しながら、作曲家や出版社の価値を最大限に引き出しています。＜FIN>
