ベニーがicethesiteにコラボレーションについて話します。
ベニー:ABBAの新曲のクレジットは以前と同じように“ベニー&ビヨルン”になるだろうね。
Q:Deutsche Grammophonレーベルと共同でのソロアルバムのレコーディングの過程は楽しかったですか?
ベニー:とても楽しかったよ。私の期待を超えたものになったよ。圧倒されるほどだったよ。出来上がりにはDeutsche Grammophon(DG)も満足しているはずだよ。
実は以前に、売上高は満足しているか尋ねたんだ。DGのようなクラシックのスペシャリストは売上をどの評価しているかわからなかったからね。DGは「もちろんだよ!」と言ってくれたよ。『ピアノ』アルバムはすばらしい成功をおさめたと思っている。数枚以上売れたと言っておこう!
私はDGと共に『ピアノ』アルバムを作れたことをとても嬉しく思っている。実は、『ピアノ』アルバムを作った理由の一つは、もちろん、icethesiteにコメントしている人たちが、いつピアノアルバムを作るのかって話していたからだ。でも理由はそれだけではなくて、私自身が考えさせられ、いいかもって思ったから、作るべきだと思ったんだ。とても嬉しく思っているよ。最後に聞いてからしばらく『ピアノ』を聞いていないけれど、結構イケると思っているよ!
Q:「マネー、マネー、マネー」と“Jaghor”のボーナストラック付きのデラックス版はどういったいきさつだったのですか?
ベニー:レーベルが他の曲を数曲加えてクリスマス前にリリースするのはどうかと提案してきてくれたから、できるなと思ったんだ。マーケット戦略だね。とても良い人たちだから、サポートできたらと思ったよ。だから、作ったんだ。
昨年11月にポリドール(ユニバーサルミュージック)が『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』のDVDをリリースしたから、Xファクターに出たのと同じだよ。彼らは私に、IFという番組で『マンマ・ミーア!』ウィークをしようと提案してくれたから、いいね、と言ったんだ。歌手にワークショップもできるんだ。その時ビヨルンがライヴショーをすると言ってくれて、こんな風になったんだ。自分と一緒に仕事する人とは支えあわないとね。
私は長時間一人で作曲することがある。でも実は、作曲に命を吹き込むのはビジネスの一環なんだ。もちろん私はまったく気にしていないし、ドイツのDGもイギリスのPolydorも仕事をするうえでとても良い人たちだ。
Q:他にDGとのコラボは予定していますか?
ベニー:他のことについて話すにはまだ時期尚早だけれども、予定はあるよ。春にDGの人たちがストックホルムに来るから、その時に新しいプロジェクトがどのような感じになるのかを話し合うつもりだよ。『ピアノ』でのアルバムをもう一枚作るつもりはないよ。もうそれはやり終えたと思っているからね。でもまだ何も言わない方がいいかな。
ピアノで演奏すればいいだろうなと思う曲はまだあるんだ。でも他のことをするのがいいだろうな。他の人にも参加してもらって、Vilar glad I din Famnのようなコーラスを入れたりするようなものが良いと思う。まだ何も決まっていないよ。
Q:もちろんビヨルンに触れずには、話を続けられませんね!
ベニー:最近彼がどうしているか知らないんだ。彼はとても仕事が速いんだ!例えば、私が彼にBAOの曲を送るとする。すると次の日には歌詞が出来上がっているんだ。気が利いていて、機知に富んでいて、心を打つ歌詞だよ。すべてが盛り込まれている。彼が、どうやってそんなことをやってのけるのか、私には分からないよ。きっと年齢と経験だろうね。
Q:BAOのレコーディングやミュージカル『クリスティーナ』などで、あなたは作曲家、ビヨルンは作詞家といったように区別するようになりましたね。ABBAの新曲においてもそのような形になりますか?
ベニー:ABBAの新曲のクレジットはいつも通り“ベニー&ビヨルン”になる予定だよ。ABBAの新曲については、いつも通り取り組んできたからね。私が彼に自分のアイディアを演奏して二人で話し合った。このパートはそっちに移して、このパートは削って、そこはあっちとつなげて、といった感じでね。私たちはいつも通り、クリエイティブな会話をしたよ。
私たちは二人ともが同意しなくてはいけないと思っているんだ。そうでないと意味がないし、楽しくもない。どちらかが、この部分は好きじゃない、などと思っていたら、スタジオでレコーディングしても何の満足も得られないと思っているよ。私たちはとても信頼できるチームで、二人の努力で作品ができるんだ。
Q:ベニー、icethesiteでの独占インタビューでコラボレーションについてのお話ありがとうございました。
ベニー:とても良かったです。