パンデミックやロックダウンは世界中のミュージシャンやアーティストにとって大変な危機を与えており、ABBAのビヨルンは、劇場が再び上演を開始した時、作品は全く違った表情を見せるだろうと述べています。
『マンマ・ミーア!』のような贅沢なミュージカル作品は、コロナウイルスのロックダウンが終わった後、再び劇場に行くときには規模縮小(スケールダウン)する必要があるだろうともビヨルンは語っています。
75歳のビヨルンは、親友でABBAのメンバーであるベニーや、初代ABBAマネージャーであるスティッグ・アンダーソンと「恋のウォータールー」や「ダンシング・クイーン」などのヒット曲を共同作曲した人で、世界中の劇場や映画館を閉鎖したパンデミックの間、映画を観たり、本を読んだりすることに多くの時間を費やしてきました。
しかし、ビヨルンまた『マンマ・ミーア!』と『マンマ・ミーア!ザ・パーティ』がすぐに再開できるように、劇場での社会的な距離感を改善する方法にも現在懸命に取り組んでいます。
「私たちはキャストのスタッフと全員を一時帰宅させています」と彼はストックホルム沖のバルト海の島の隠れやからのZoomインタビューでロイター通信に語りました。
「運が良ければ(来年)1月か2月にはオープンできるかもしれないと楽しみにしています」。
「その間、出来る限り、その場所に社会的な距離が短くなる環境を作ろうと努力しています」。
パンデミックのロックダウンは、世界中のミュージシャンやアーティストにとって厳しい現実となっています。
「大規模で豪華なミュージカル作品は、運営にとてもお金がかかり、制作にも制作にもお金がかかるので、最低でも80~85%のキャパシティが必要です」。
「もし60や%か50%しか入れることを国から許可されないのならば、プロダクションは小さくしなければならないということになります」。
ビヨルンは、オリジナルミュージカル(『CHESS』『クリスティーナ』『求人募集』『ピッピ』)や『マンマ・ミーア!ザ・パーティ』や、ロンドンでの『マンマ・ミーア!』などの全ての作品に関わっています。年末までにスウェーデンのヨーテボリで『マンマ・ミーア!ザ・パーティ』をオープンさせようと試みています。
また、ロンドンの『スーパー・トゥルーパーズ』展やストックホルムの『ABBA・ザ・ミュージアム』にも大きくかかわっています。
ビヨルンは、彼自身の今後のスケジュールも以前の予定とは異なり、かなり違ったものになるだろうと述べています。
「私はコロナで亡くなるかもしれないという『かなり危険な年齢』になっているので、私が現地(ロンドンなど)に訪問するのではなく、ストックホルムの私のところには、皆さんに飛行機で来てもらうことになるでしょう」と彼は吐露していました。