ABBAはビートルズを自分たちのオールタイム最大のインスピレーションのひとつに挙げており、ベニーは新しいインタビューで、バンドが仲間のポップアイコンから「重要な教訓」を学んだと語っている。
レコード・コレクターズとのインタビュー(アメリカン・ソングライターによる引用)でベニーは、ABBAが特にビートルズの多様な音楽パレットからインスピレーションを受けており、それがスウェーデンのバンドが自分たちのサウンドを多様化するきっかけになったと述べている。
「それは、私たちがビートルズから学んだことだ」とベニー言う。「彼らはある意味、僕らよりもずっと自分たちのスタイルを持っていた。でも、彼らがやったことは、彼らの曲を聴いて、次のシングルは前の曲、3曲目、4曲目、5曲目と何も変わらないんだ。だから、『悲しきフェルナンド』があれば、そのアルバムに『ダンシング・クイーン』や『マイ・ラヴ、マイ・ライフ』のような曲が欲しいし、聴き応えがあるんだ」。
ベニーは、このような考え方は、複数のリードシンガーを起用したABBAの芸術性にも当てはまると説明した。そして、こう続けた。「私が好きなバンドの多くに言えることだが、もうひとつの素晴らしいことは、複数のシンガーがいることだ。ジョン(レノン)とポール(マッカートニー)、フリートウッド・マック、イーグルスなど、2人のシンガーがいることは素晴らしいことです(ABBAは4人ともシンガー!?)」。
ABBAは現在、ロンドンの専用施設ABBAアリーナで開催されている仮想コンサートシリーズ『ABBA Voyage』の真っ最中だ。今月初め、ショーのプロデューサーであるスヴァナ・ギスラは、ABBAがこのシリーズのためにロンドンを選んだのは、ブレグジット(イギリスのEU離脱)後のイギリスへの支持を示すためだと明かしている。ライブは現在、2023年の11月まで広がるように予約されています。
ABBA Voyageの5つ星レビューで、NMEのAndrew Trendellはそのコンセプトを賞賛し、こう書いている。「年齢を重ねたロッカーやポッパーはこのアイデアを真似るだろうが、ABBA Voyageの体験に近づくのは至難の業だ。私たちは新しいABBAtarの支配者を歓迎します。これらの曲をまったく新しい、楽しい方法で私たちに返してくれるだけでも、ね」。
https://www.nme.com/news/music/abba-share-what-they-learned-from-the-beatles-they-were-always-with-their-style-in-a-way-3371225