『マンマ・ミーア!』京都公演は、本日も超満員だった。鈴木ほのかドナは、すっかり“古都KYOTOの顔”になった。わかりやすい日本語、畏怖堂々とした振る舞い。もうドナを心配する必要はなくなった。谷口ソフィはいつ観ても、安堵する。20歳のソフィ役は、今後も谷口ソフィで決まりだ!八重沢ターニャ、出雲ロージーのコンビもバッチGOOだ。荒川サム、味方ハリー、脇坂ビルのトリオも、息がピッタリだ。これほどまでに個性がハッキリ浮き立つのも、『マンマ・ミーア!』の楽しみ方の一つだ。竹内スカイは、過去のスカイ像を良い意味で壊してくれていると思う。今どきの「草食系イケメン」像というNEWスカイを作り出してくれている。今後の竹内スカイには楽しみだ。
京都は他の公演先とは明らかに違う。全体的に、公演自体も、おとなし目だ。地元関西の人はもとより、観光客、熱狂的な劇団四季ファン、そして『マンマ・ミーア!』マニア・・・。実に多彩な人たちが観に来ているのも、京都公演の特徴の一つだ。
とは言うものの、あと2か月すれば、京都公演も終わってしまう・・・。もちろん、その後も、日本のどこかの地で続くのは間違いないことだ。だが、過去、様々な場所で『マンマ・ミーア!』を観ていて思うことは、古都京都と『マンマ・ミーア!』は見事なまでにマッチしている。それだけに、4月8日に千秋楽を迎えるのは、何とも残念だ。次回公演先は北海道だろうか?
スタンディング・オベイション。今では、自然と誰かが立ってくれるようになった。もう、扇動する必要もなくなった。そう、『マンマ・ミーア!』は観に来る人、誰もがHAPPYになれるのだ。年度末、何かと暗い話が多い中、是非、京都公演を観に来て、その時だけは、嫌なことも全部忘れて、俳優と共に、発散してほしい。きっと、善いことがやってくるはずだ。
隣の府大阪では現在『CHESS IN CONCERT』が上演されている。今、関西が暑い!京都では『マンマ・ミーア!』、大阪では『CHESS』、まさにABBAずくしだ!是非、『マンマ・ミーア!』京都公演を観て、幸せのおすそ分けをお互い、しあいましょう!京都劇場、祝10周年!!