シーズン最高の結婚式にご招待！グラーフェンヴェーアにあるババリア・パフォーミング・アーツ（※）では、『マンマ・ミーア』の公演を通して、ギリシャの島の楽園へとあなたをいざないます。
＊『マンマ・ミーア』ババリア・パフォーミング・アーツにて（アリア・カリタ・トンプキンス）。
ソフィ・シェリダン（スザンナ・リンチ）は、母親が経営する美しいギリシャのタベルナでスカイ・マスターソン（アイザック・バード）との結婚を目前に控え、謎に包まれた自分の過去をどうしても知りたくなります。その答えを求めて、ソフィは3人の「怪しいゲスト」を招待します。彼女の感情の揺れを、「ヴーレ・ヴ―」や「SOS」などの楽曲を通して熱く繊細に歌い上げるリンチは、舞台上でまさに輝きを放っています。
＊ババリア・パフォーミング・アーツで上演される『マンマ・ミーア』（アリア・カリタ・トンプキンス）。
ソフィの答えへの執念は、母ドナ・シェリダン（メリッサ・キンボール）に混乱と騒動を巻き起こします。というのも、ドナの過去の恋人たちであるハリー・ブライト（ブライアン・カーリン）、ビル・オースティン（マイケル・フィリップス）、そしてサム・カーマイケル（マイク・スミス）の3人が、彼女の島の聖域へと舞い戻ってくるからです。舞台セットと小道具は、劇場空間をドナが築き上げた理想的なギリシャのリゾートに美しく変貌させます。鮮やかな青いテーブル、淡いスタッコの壁、石畳、そしてつたが這う風景は、観客を夢のような島の世界へと誘います。ドナは、生涯の親友であるロージー（メリッサ・マラン）とターニャ（ヴァネッサ・スミス）に支えられ、過去の記憶と再び向き合う中で、「チキチータ」、「スーパー・トゥルーパー」、「ダンシング・クイーン」などABBAの名曲を通して、感情のジェットコースターに乗っていきます。スミスはターニャの生意気でセクシーな役どころを完璧に演じ、大胆なひと言や自信たっぷりの仕草で観客を魅了します。
＊ババリア・パフォーミング・アーツで上演される『マンマ・ミーア』（アリア・カリタ・トンプキンス）。
ソフィが母親の秘められた過去を探りながら、自分の中にある空白を埋めようとする中で、ドナもまた、かつての3人の恋人たちから思わぬ真実を知ることになります。キャストとアンサンブルは、物語の合間に心躍る楽曲をちりばめ、観客を楽しませます。音楽監督グレッチェン・リンチ、そして振付師ケイリー・ヴォーンとアドリアナ・レイサムのもと、この舞台は足でリズムを取り、指を鳴らしたくなるような楽しさに溢れています。そしてご安心ください。観客が我慢していた「一緒に歌いたい！」という気持ちは、終盤に解き放たれ、キャストと共に歌い踊るフィナーレで、思いっきり盛り上がることができます。
＊ババリア・パフォーミング・アーツで上演される『マンマ・ミーア』（アリア・カリタ・トンプキンス）。
このエネルギッシュで楽しい舞台をお見逃しなく！レイチェル・ハーパーが演出を務めるこの公演は、グラーフェンヴェーアの軍人コミュニティ劇場の再建に取り組むババリア・パフォーミング・アーツの一環でもあります。
公演日とチケット情報
2025年3月13日（木）午後19時
2025年3月14日（金）午後19時
2025年3月15日（土）午後19時
2025年3月16日（日）午後14時
2025年3月20日（木）午後19時
2025年3月21日（金）午後19時
2025年3月22日（土）午後19時
2025年3月23日（日）午後14時
※「ババリア・パフォーミング・アーツ（Bavaria Performing Arts）」は、ドイツ・バイエルン州（Bavaria）にあるグラーフェンヴェーア（Grafenwöhr）を拠点とする、アメリカ陸軍の軍人・その家族・地域住民によって構成されたコミュニティ・シアター（地域劇団）です。
この劇団は、アメリカ軍のヨーロッパ拠点にあるMWR（Morale, Welfare and Recreation／士気・福利・レクリエーション）プログラムの一環として運営されており、軍人やその家族が文化活動に参加する機会を提供しています。
公演は英語で行なわれ、アメリカのブロードウェイミュージカルや演劇などが中心。観客は軍関係者だけでなく、地元のドイツ人も含まれます。『マンマ・ミーア』のような人気作も取り上げられ、地域のつながりと文化交流の場となっています。
https://europe.stripes.com/lifestyle/community-theaters/bavaria-mama-mia.html
