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劇団四季 マンマ・ミーア! WATERLOO RADIO

オスカー・ロメロ高校の『マンマ・ミーア!』をレビュー

アルバータ・ユース・シアター・コレクティブ(※)がオスカー・ロメロ高校(※)の『マンマ・ミーア!』をレビュー

Edmonton Journalは、Alberta Youth Theatre Collectiveを通じて地元の高校演劇作品のレビューを学生レビュアーが執筆・掲載することを誇りにしています。過去の公演レビューも掲載されています。

レビュー執筆:ルース・ヤング(セント・ジョセフ・カトリック高校)(※)

*オスカー・ロメロ校の『マンマ・ミーア!』公演に出演した生徒たち。提供写真。

夢のようなギリシャの島の太陽に照らされた海辺へとあなたを誘う、Oscar Romero高校(※)の『マンマ・ミーア!』は、鮮やかなエネルギー、忘れられない音楽、そして心温まるストーリーで観客を魅了し、思わず座ったまま踊りたくなるような公演でした!

幕開けの瞬間から、生徒たちの並々ならぬ努力と情熱が伝わってきました。元気で親しみやすいキャスト、丁寧に作り込まれた小道具、美しいセットデザイン、そして舞台裏チームの見事な連携など、すべての要素が見事に組み合わさり、まるでトニー賞に値するような完成度の高い舞台となっていました。

『マンマ・ミーア!』は、花嫁になる少女ソフィ・シェリダンが、母ドナの過去の恋人たち3人をこっそり結婚式に招待し、父親が誰なのかを探ろうとする、楽しくてハートウォーミングな物語です。舞台は美しいギリシャの島。ABBAの名曲の数々が物語を彩り、愛、友情、自己発見がユーモアとダンスに包まれて描かれます。

衣装デザインはまさに圧巻で、特に「ドナ&ザ・ダイナモス」の衣装は、鮮やかな青ときらめく銀で観客の目を引きつけました。各衣装はキャラクターたちの陽気で楽しい個性を見事に反映しており、細部にまでこだわったデザインが、キャラクターの魅力をさらに引き立てていました。

キャストは公演全体で44回もの素早い衣装チェンジをこなし、そのタイミングと正確さは見事の一言。特にソフィ役のダリア・ヴェッツォージは、舞台上を行き来しながらほんの数秒で着替えを完了させるという離れ業を何度もこなし、彼女自身のスキルと、衣装チームを率いたアリーナ・ボルシャックの効率的なサポート力を感じさせました。

その夜の特に印象的なパフォーマンスの一つは、ロージー役のジャーナ・マクファーレンでした。彼女は完璧なコメディセンス、元気いっぱいのエネルギー、そして人懐っこい雰囲気で観客を魅了。ビル役のジョナサン・ワトソンとの掛け合いではウィットに富んだセリフが冴え渡り、笑いの渦を巻き起こしました。

マクファーレンはユーモアだけでなく、真の友情の温かさをも表現し、パーティーの中心として仲間に寄り添う姿勢がとても感動的でした。彼女の演技が、ロージーというキャラクターに温かさと魅力を加え、観客の心に残る存在にしたのです。

もうひとつの際立った演技は、サム役のジアン・サーキュラド。彼が歌った「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」はショーのハイライトのひとつで、豊かで力強い歌声がその楽曲の持つ感情の深さを完璧に表現していました。舞台上での存在感も抜群で、サムという人物に誠実さと魅力を吹き込みました。

彼の演技は、歌唱力と演技力のバランスが絶妙で、観客に強い印象を残しました。

Oscar Romero高校の『マンマ・ミーア!』は、忘れられない素晴らしい舞台でした。才能あるキャスト、創造力あふれる演出、そして名曲たちが見事に融合し、この愛され続けるミュージカルの心と魂を完全に再現していました。

この公演は、ライブシアターの力とABBAの音楽の時代を超えた魅力を再認識させてくれる、喜びに満ちたエキサイティングな体験となりました。

※アルバータ・ユース・シアター・コレクティブ(Alberta Youth Theatre Collective)は、カナダ・アルバータ州の高校生による演劇レビューおよび創作活動の支援プロジェクトです。

🎭 Alberta Youth Theatre Collective(AYTC)とは?

  • 目的:アルバータ州内の高校生に、地域の演劇作品(特に高校演劇)をレビューし、執筆・発信する機会を提供すること。

  • 主な活動

    • 高校演劇の観劇とレビュー(感想や批評)の執筆

    • エドモントン・ジャーナル(Edmonton Journal)や関連メディアへの掲載

    • 若い視点から演劇を評価する機会の提供

    • 批評的思考、文章表現、舞台芸術への理解を深める教育的プログラム

  • パートナー:地元の教育機関、新聞社、演劇団体などが協力

✏️ どんなことをしているの?

  • 高校生が他校の演劇公演を観に行き、レビュー記事をプロのように執筆

  • 書かれたレビューは、Edmonton Journalなどの新聞やウェブサイトに掲載。

  • 学生は「若き劇評家」としての役割を担い、演劇の魅力や課題を言葉で伝える。

※オスカー・ロメロ高校(Oscar Romero High School)は、カナダ・アルバータ州にあるカトリック系の公立高校で、正式名称は次の通りです。

🏫 聖オスカー・ロメロ・カトリック高校

St. Oscar Romero Catholic High School

  • 所在地:カナダ・アルバータ州エドモントン(Edmonton, Alberta)

  • 設立:2004年

  • 運営Edmonton Catholic Schools(エドモントン・カトリックスクール学区)

  • 対象学年:主に10〜12年生(日本の高校1年〜3年に相当)

  • スクールカラー:青・白

  • マスコット:ラプター(Raptor)

✝️ 学校名の由来

学校の名前は、聖オスカー・ロメロ(Saint Óscar Romero)に由来しています。
ロメロ大司教は、エルサルバドルのカトリック司教で、人権擁護と社会正義を訴える活動を行い、1980年に暗殺されました。2018年にローマ教皇フランシスコによりカトリックの聖人(Saint)として列聖
されました。

その勇気と信仰に満ちた生涯を称え、彼の名が学校名に採用されています。

※セント・ジョセフ・カトリック高校(St. Joseph’s Catholic High School)は、カナダ・アルバータ州エドモントンにあるカトリック系の公立高校です。

🏫 St. Joseph’s Catholic High School(セント・ジョセフ・カトリック高校)概要

  • 所在地:カナダ・アルバータ州エドモントン(Edmonton, Alberta)

  • 運営:エドモントン・カトリックスクール学区(Edmonton Catholic Schools)

  • 対象学年:グレード10〜12(日本の高校1年〜3年に相当)

  • 宗教教育:カトリックの価値観と倫理観に基づいた教育を実施

  • 特徴:アカデミックな学習に加え、キャリア教育、芸術、スポーツ、技術系プログラムも充実

🎭 演劇・芸術活動

St. Joseph’s Catholic High School は、舞台芸術や演劇活動にも力を入れている学校です。
今回のように「Alberta Youth Theatre Collective」を通じて、在校生が他校の演劇レビューを執筆するなど、演劇文化への積極的な関わりも評価されています。

https://edmontonjournal.com/entertainment/theatre/alberta-youth-theatre-collective-reviews-oscar-romeros-mamma-mia


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