スウェーデンのポップグループABBAのヒット曲満載の人気ミュージカル
1970〜80年代に活躍したスウェーデンのポップグループABBAが1975年にリリースした楽曲『マンマ・ミーア!』。この曲が数世代にわたって愛され続け、25年前には同名のミュージカルが生まれ、2008年には映画化もされました。そして今春、ヴェイル・マウンテン・スクール(※)の生徒たちがこの『マンマ・ミーア!』を舞台化することを決めました。
*ヴェイル・マウンテン・スクールでは、『マンマ・ミーア!』の公演が木曜日から土曜日まで、午後6時30分より校内の劇場で開催されます。
「数年間にわたり、『マンマ・ミーア!』は私たちが候補として挙げてきたミュージカルのひとつでした。今年こそ“今しかない”と感じたんです。素晴らしい才能を持った生徒たち、そしてこの作品を心から演じたいと願うキャストがそろい、まさにこの作品を実現する最高のタイミングでした」と、同校の演劇ディレクター、クリスティ・ハウエル氏は語ります。
今回のキャストとスタッフは合わせて34名。彼らは1月初旬からこの“ジュークボックス・ミュージカル”の準備を進めてきました。ジュークボックス・ミュージカルとは、ある音楽グループやジャンルのヒット曲を使用し、オリジナルの楽曲ではなく既存の音楽で構成されるミュージカルです。生徒たちはABBAのメロディや歌詞に親しみがあり、ストーリーを演じることも大いに楽しんでいるとのことです。
「『マンマ・ミーア!』が多くの人に愛される理由は、愛、自己探求、帰属意識という普遍的なテーマが、ユーモアと心温まる瞬間を通じて描かれているからです」とハウエル氏。「登場人物たちは生き生きとしていて共感できる存在。それぞれに個性や恐れ、夢があり、それがABBAの『ダンシング・クイーン』や『テイク・ア・チャンス』といった躍動感あふれる楽曲と絶妙に組み合わさり、楽しく前向きなエネルギーを観客に届けてくれます」。
最近では稽古も大詰めを迎えており、生徒たちは最後の仕上げに取り組んでいます。
「生徒たちの情熱や努力は毎回のリハーサルでひしひしと伝わってきます。この舞台に関わる全員が全力を注いでいます」とハウエル氏。
彼女はまた、演劇プログラムがただの課外活動にとどまらず、生徒たちが高校卒業後にも活かせるスキルを身につける機会であると述べています。
「舞台作品への参加は、協力、効果的なコミュニケーション、時間管理、創造力、そして柔軟な対応力を学ぶ絶好の機会です。人生においても、即座の判断や臨機応変な対応が求められる場面は多く、それはまさに舞台上での対応力に通じます」。
公演情報:
- 日時:木曜日〜土曜日 午後18時30分開演
- 会場:ヴェイル・マウンテン・スクール
- チケット:VMS.BookTix.com にて購入可能
- 大人:15ドル
- 学生:10ドル
特別イベント:
4月12日(土)午後17時より「春のオープンハウス」開催!
- パスタディナービュッフェ
- 生徒による校内ツアー
- 『マンマ・ミーア!』の無料観劇つき!
- ※参加には事前予約が必要です → bit.ly/MusicalOpenHouse
興味のある方は、ぜひ足をお運びください。
※」ヴェイル・マウンテン・スクール(Vail Mountain School、略称:VMS)は、アメリカ合衆国コロラド州ベイルに位置する、州および全国で認定された唯一の独立系K-12(幼稚園から高校3年生まで)学校です。1962年に設立され、イーグル郡およびサミット郡で唯一の州および全国認定を受けた独立系K-12学校として、自由な教育方針を採用しています。ロッキー山脈の麓に位置し、自然豊かな環境を活かしたアウトドア教育や探究型学習を重視しています。