2002年12月に日本の首都東京で始まった 『マンマ・ミーア!東京公演』は
2005年1月に日本の第2の首都大阪に 場所を移し、上演開始。
その『大阪公演』が2007年2月12日をもって千秋楽を迎えた。
『マンマ・ミーア!大阪公演』は「大阪四季劇場」のこけら落 し公演として開幕。
以来25ヶ月765日、公演回数689回、約68万人を動員し、
劇団四季史上大阪圏(関西)での最長ロングラン記録を 更新。
この記録は、公演期間・公演回数・入場者数ともに、
これまでの劇団四季関西公演での記録を更新したことになり、
「三冠王」達成となった。 東京同様大阪でも明るくエネルギッシュな舞台と、
オールスタ ンディングオベイションで盛り上がるカーテンコールが活気に満ちた
関西のお客様の支持を得て、連日満席となる人気を得た 。
さらに、地元・大阪に密着した様々なプロモーション活動を展開。
ロンドンで生まれ世界を感動させた『マンマ・ミーア!』 を、身近な作品として地域に浸透させることができた。
このよ うな演劇の枠を越えた展開は、ミュージカル馴 染みの薄かったお客様の
支持を得ることにもつながった。
千秋楽公演となった2月12日(月・祝)の公演では、 終演後には通常カーテンコールに続き、
特別カーテンコールを実施 。 総立ちのお客様からはいつも以上に大きな拍手が鳴り響いた。
緞帳に『Mamma Mia!』のロゴが投影され、BGMと ともに出演者が順に登場。
「Thank You For The Music」の音楽 に変わり、ドナ&ザダイナモスが挨拶。
「この『マンマ・ミーア!』は、本日をもちまして、大阪公演 の幕を閉じます。
この二年間、本当にたくさんのお客様に支え ていただきました」
(ドナ役の保坂知寿)
「皆様の笑顔や、温かいご声援に、私たちキャスト、スタッフ 一同、
どれほど励まされたか計り知れません」
(ロージー役の 青山弥生)
「『マンマ・ミーア!』は五月に福岡で新たに幕を開けます。 皆様からいただい勇気とパワーをもって
、福岡に旅立っていき たいと思います」
(ターニャ役の森以鶴美)
「そしていつの日か、必ずまた大阪に戻ってまいります。二年 間、本当にありがとうございました」
(ドナ役の保坂知寿) 挨拶の後、
、「Thank You For The Musi c」(特別版)が流れると、舞台セットが転換。
舞台セットに書かれた“THANK YOU! OSAKA” の文字が登場。
全員で手を振りながら緞帳が下りた。
その後もお客様の拍手に後押しされるように再び緞帳が上がり 、
「Dancing Queen」でお客様とともに盛り上が った。 カーテンコールは全部で12回続き、
約15分にわたり、お客 様からは何度も何度も温かい拍手が送られた。
多くのお客様に惜しまれつつ幕を閉じた『マンマ・ミーア!』 大阪公演。
5月19日からは、日本第3の首都、アジアの玄関 口福岡の「福岡シティ劇場」に場所を移し、幕を開ける。
今後も日本の『マンマ・ミーア!』からは目が離せない。
写真提供:劇団四季