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劇団四季 マンマ・ミーア! WATERLOO RADIO

劇団四季『マンマ・ミーア!』⑯「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」

既に事態は最悪だった。自分が招待状を送ったパパ候補のことで、誰もが大騒ぎしている。ソフィはフィアンセのスカイに相談しにくる。スカイは結婚前に会うのはよくないと言って、ソフィからの相談に耳を貸さない。そしてソフィを置いて去ってしまう。ソフィはスカイを追いかけようとするが、偶然に、二人の話を聞いていたサムに止められる。サムは20年間の結婚生活を2分で話すからよく聞くようにソフィを諭すが、結局、サムの想いはソフィには通じなかった。

<ツウの観方>

・スカイは一人で何をしていたか?

・スカイの元に走って来た時のソフィの服装は?何か履いていたか?

・ソフィは何しにスカイの元に来たのか?

・スカイはソフィの元を去るが、どうして去ったのか?

・サムはどのタイミングで現れ、スカイとソフィの話を聞いていたのか?

・サムはなぜ、スカイを追いかけようとしたソフィを止めたのか?

・ソフィは最後までサムと一緒にいたか?

・サムには何人子供が居るのか?

劇団四季『マンマ・ミーア!』再演記念⑯「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」

https://www.youtube.com/watch?v=n5DbLsJJCPY

https://www.youtube.com/watch?v=JDhHx5KW_vw

https://www.youtube.com/watch?v=T9S68U2wrd4

<SAM>

No more carefree laughter

Silence ever after

Walking through an empty house

Tears in my eyes

This is how the story ends

This is goodbye

Knowing me, knowing you

There is nothing we can do

Knowing me, knowing you

We just have to face it

This time we’re through

Breaking up is never easy, I know

But I have to go

Knowing me, knowing you

It’s the best I can do

Memories, good days, bad days

They’ll be with me always

In those old familiar rooms

Children would play

Now there’s only emptiness

Nothing to say

Knowing me, knowing you

There is nothing we can do

Knowing me, knowing you

We just have to face it

This time we’re through

Breaking up is never easy, I know

But I have to go

Knowing me, knowing you

It’s the best I can do

Knowing me, knowing you

It’s the best I can do

☆ABBA「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」トリビア☆

「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」はアルバム『アライバル』の中で最も感慨深い曲となった。フリーダの哀愁を帯びたリード・ヴォーカルが特徴のこのタイトルは、壊れた結婚生活の観点から愛情のトラブルを描いた、ABBA初の作品だ。「えっ?ABBAもこんな曲作るんだ」。ハッピー&キャッチーな曲がABBAの持ち味だと思っていたオーストラリアでは、ヒット・チャート9位と振るわなかった(どうもオーストラリア人は“ABBA=明るい曲”、と固定概念を持っていたようだ)。概ね、多くの国でNO1を獲得している。イギリス、西ドイツなど5カ国でNO1をマークし、カナダやオーストリアなど3カ国で2位、オランダとスイスで3位、ノルウェーで6位を記録している。

1960年代後半の、サマー・オブ・ラヴの時代にドラッグ、ヒッピー文化の担い手として活躍した一群(ジェファーソン・エアプレインやグレイトフル・デッドなど)と、1970年代以降に音楽業界で大成功を収めたアーティスト(イーグルス、リンダ・ロンシュタット、ドゥービー・ブラザーズなど)が『ウェスト・コースト・ロック』なるものを作り上げた(イーグルスは1976年に『グラミー賞』を獲得)。その『ウェスト・コースト・サウンド』に感化されたロックを彷彿とさせる曲調と、どことなく陰鬱で悲しげなメロディが独特の「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」は、現在公開中のミュージカル『マンマ・ミーア!』では男性(サム)が歌っているが「音程を維持するだけで大変」だと以前、劇団四季のサム役にインタビューした時、そう漏らしていたことがあった。日頃のハッピーでキャッチーな曲も、本作のようにアダルトな雰囲気を醸し出す曲も、ABBAの作品だ。それもフリーダだからこそ歌いこなせた楽曲であり、多くの人に琴線に触れることができたのだろう。PVではなんと多くの女性から「最後のシーンのあの二人のヒップは凄い」と別の意味で感動を呼んでいるようだ。またABBA特有の「アハ(アハーン)」というフレーズは、この曲が特に印象的だ。ミュージカル『マンマ・ミーア!』でもオープニングから数年経ち、途中からBGMで「アハーン」と入れ出した。

アルバム『アライバル』では「ダンシング・クイーン」のような結婚式に使われる曲もあれば、悲しい男女の別れを歌った「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」まで実に幅広い男女間の愛が歌われているが、気が早い人は「まさか、アグネタとビヨルンがが離婚?」と当時、賑わせたことがあったようだ。もちろん全てデマ。ちなみにタイトルは「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」に落ち着くまでは当初は「リング・トゥー・ミー」、その後「ナンバー・ワン、ナンバー・ワン」と変更され、最後にスティッグ(ABBAのマネージャー)のアイディアで「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」に落ち着いた。

劇団四季『マンマ・ミーア!』再演記念⑯「ノウイング・ミー、ノウイング・ユー」(ABBA版)

https://www.youtube.com/watch?v=iUrzicaiRLU

https://www.youtube.com/watch?v=qrfY7RNaBjw

(1978年秋、TBS『ABBA・スペシャル』)

https://www.youtube.com/watch?v=x25WSOn6MSQ

(1979年秋、ロンドン・ウェンブリーアリーナ)


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