2016年8月2日火曜日18時半、劇団四季『マンマ・ミーア!』東京公演が再開した!四季劇場・秋では3回目の公演(以下、東京秋サード公演と称する)。今回の公演では『新たなる境地』が観られた。ターニャ役で好演技を見せていた光川愛ターニャが、な、なんと主役のドナに抜擢!この配役には驚いた方も大勢いるだろう。光川新ドナは、ターニャ時代より『歌唱力は抜群』!この歌唱力はそのままドナ役でも光った。ただ過去のドナに比べてやや『線が細い』のが気になるところ。しかし人間の目と言うのは不思議なモノだ。筆者のように2002年12月『マンマ・ミーア!』日本公演初日から44回観劇している者にとってはどうしても過去のドナと比較しまいがち。だが劇が進むにつれて、光川ドナは過去のドナに劣ることなく、観客を『新境地』に連れて行ってくれた。今後の光川ドナに大きな期待を寄せたい!
『マンマ・ミーア!』のその日の出来は「スーパー・トゥルーパー」の出来を見ればわかると以前申し上げたが、新『ドナ&ザ・ダイナモス』が歌う「スーパー・トゥルーパー」は大変心地よく、かつ、聡明なハーモニーで、観客を魅了した。高倉ターニャ、鈴木ロージーとの息もぴったりだ!この新3人組は全く心配なし!大変心休まるひとときであった。
今回の『マンマ・ミーア!』は過去を踏襲した『全く新しくなったマンマ』になったと言っても過言ではないだろう。かつて「何を歌っているかわからない」と何かと物議を呼んだ歌の箇所は、どれもしっかりした日本語が聴き取られ、何を言っているかわからない箇所は一つもなかった。そういう意味で言うと今回の『マンマ・ミーア!』は‶とてもコンパクトにまとまったマンマ‶だと言い換えてもいいだろう。ただ大変残念なことは、テンポよく劇が進んだのは良いが、歌の無いセリフの箇所では、本来笑えるところが笑いがなかったり、本来泣いてもいいところで観客のすすりなく声が聞こえなかったりなど、やや淡白な面を感じた。言い換えれば『セリフに‶タメ゛がない箇所』があちこちで観られた。全体的に淡々と進むのは良いが、焦ることなく、じっくりセリフをかみしめることも大事なのではないだろうか?『マンマ・ミーア!』はもちろんABBAの曲があってからこそなのだが、曲が無い普通のセリフの箇所も再度見直してほしと筆者は感じた。それとも2002年より長年観てきた筆者の取り越し苦労だろうか?それならばそれでよいのだが……。
最近の『マンマ・ミーア!』ではステンディング・オベイションではすっかり「ペンライト(サイリューム)」が定着化し、以前にもまして劇場内が俳優陣と一体化する。大変素晴らしい光景だ。だがどうしたのだろう?アンコールの回数がかなり少ない。過去は最低でも7回はあったアンコールが今では数回。筆者が観に行った日も「2回」だった。時間ピッタリに終わるのは劇場内にとっても、早く帰りたい観客にとってもいいことなのかもしれないが、せっかく『一体化したスタンディング・オベイション』。せめて4~5回はアンコールのコールがあってもいいように感じた。
何はともあれ『好発進』した『マンマ・ミーア!』。何度観ても‶ハッピー‶になれる。皆さんもこの晩夏、そして秋は『マンマ・ミーア!』を観劇しませんか?きっとどこからか『幸せ』がやってきますよ!
チケットの購入方法は下記通り。
■■『マンマ・ミーア!』東京公演分■■■
□日程
2016年8月2日(水)~10月23日(日)公演分
□発売日
6月11日(土)より一般発売
⇒チケットのご予約はコチラ
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・インターネット予約 http://489444.com
・劇団四季自動予約(「四季の会」会員のみ) 0120-489555(公演 No.5301)
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