本来は今年の3月に上演開始だった劇団四季『マンマ・ミーア!』。今度こそは上演されることを今は毎日祈るばかりです。「神様、どうか願いが叶いますように!」。
昨日は「オーヴァーチュア・プロローグ」でしたが、本日は「ハニー、ハニー」です。
いよいよ、明日は、ソフィの結婚式!そんなソフィのもとに親友のアリとリサがやってくる。3人は子供のように再会をはしゃぎまくる。20歳と言ってもまだまだ子供なのだ。しかし、再会の喜びもつかの間。いきなり「事件」が起こる。ソフィから親友たちに「告白」したいことがあるというのだ。3人の娘は、黄色い声を上げながら、ワクワク、ドキドキ。そう、ソフィが出した3通の手紙は「21年間、わからなかった父親候補宛」だったのだ。どうして3人の父親候補がわかったかと言うと、なんと、ソフィは「母親の日記」を盗み読みしてしまったのだ!普通は、母親が娘の日記を読むものなのだと思うのだが…。
「1979年7月×日、ステキな夜だった…」。当時、母親のドナは、多くの男性と関係を持っていたであった。その中で、ソフィは、サム、ビル、ハリーの3人こそが、自分の父親ではないかと確信する。その3名が出てくる日記に共通しているのは「・・・」だった。「・・・」それは「H」のことです。
<ツウの観方>
・ソフィはどんな衣装を着ているのか?履物は履いているか?
・アリとリサは、どこから出てくるのか?
・ソフィとリサ・アリが再会した場面は、後に登場する“ある場面”と共通しています。果たして、それはどの場面か?
・日記が書かれた年は何年か?
<ソフィ>
ハニーハニー
ドキドキする アハ ハニー ハニー
ハニー ハニー
死んじゃいそう アハ ハニー ハニー
聞いてはいたけど
わかっていたけど
すごく感じる
オー ヒー イズ ア ラブマシーン
くらくらする
(<アリ>
ラブマシーン?)
<ソフィ/コーラス>
ハニーハニー
タッチ ミー ベイビー アハ ハニー ハニー
ハニー ハニー
ホールド ミー
ベイビー アハ
ハニー ハニー
映画スターだわ
<コーラス>
映画スターだわ
でも愛してるの
<コーラス>
そのままのあなた
荒々しい人 あなたは
(<ソフィ/アリ/リサ>
すごい!)
<ソフィ/アリ/リサ/コーラス>
ハニー ハニー
どきどきする アハ ハニー ハニー
ハニー ハニー
死んじゃいそう アハ ハニー ハニー
<ソフィ>
もうすく解るわ
私の求める
あなたが誰か
すぐ解る
DONNA
Honey honey, how he thrills me, a-ha, honey honey
Honey honey, nearly kill me, a-ha, honey honey
I’ve heard about him before
I wanted to know some more
And now I know what they mean, he’s a love machine
Oh, he makes me dizzy
Honey honey, let me feel it, a-ha, honey honey
Honey honey, don’t conceal it, a-ha, honey honey
The way that you kiss good night
ALI / LISA
Way that you kiss me goodnight
SOPHIE
The way that you hold me tight
ALI / LISA
Way that you’re holding me tight
SOPHIE
I feel like I wanna sing
SOPHIE / ALI / LISA
When you do your thing
SOPHIE
I want my Dad to give me away at
my wedding, but according to
Mum’s diary I’ve got three possible
Dads: Sam, Bill or Harry.
ALI
Sophie!!!
LISA
Do they know?
SOPHIE
What do you write to a total
starnger?
“Come to my wedding – you might
be my Dad”?
No, they think mum sent the
invitations – and after reading this
diary I’m not surprised they all said
yes!
SOPHIE / LISA / ALI
Honey honey, how you thrill me, a-ha, honey honey
Honey honey, nearly kill me, a-ha, honey honey
SOPHIE
I’d heard about you before
I wanted to know some more
And now I’m about to see
What you mean to me
★キャラクター
◆ドナ・シェリダン
本作の主人公。シングルマザー。一人娘のソフィを育てながら、ギリシャのエーゲ海に浮かぶ小さな島で「サマー・ナイト・シティ・タヴェルナ」という島唯一のホテルを女手一つで切り盛りする。かつては、「ドナ&ザ・ダイナモス」という人気ロックバンドのリードヴォーカルとして多くの男性を虜にした。
◆ソフィ・シェリダン
20歳になるドナの一人娘。母を手伝いながら、島を訪れたスカイという若者と婚約、結婚式を挙げようとしている。素直で明るい性格。父親不在の環境で育ったこともあり、人一倍幸せな家庭への願望が強い。結婚式に父を呼ぼうと画策したことが、ドラマの発端となる。
◆ターニャ
ドナの旧友で、「ドナ&ザ・ダイナモス」のメンバー。スタイル抜群でお金が大好き。色香を武器に、資産家と結婚しては離婚を繰り返すという奔放な女性だが、ドナとロージーとの女の友情には厚い一面も。
◆ロージー
ターニャと同じく、「ドナ&ザ・ダイナモス」のメンバー。ターニャとは対照的に派手で女性的なアピールを好まず、「結婚なんてする気がしれない」と独身を貫く。だが、内面では、理想の男性を待ち続ける女性らしいチャーミングさも併せ持つ。
◆サム・カーマイケル
建築士で、「サマー・ナイト・シティ・タヴェルナ」を建設した男性。かつて島を訪れドナと恋に落ちるが、帰国とともに二人の物語は終わりを告げた。現在は、二児の父。
◆ハリー・ブライト
ロンドンのエリート銀行員で、パリに留学中にドナと知り合い恋に落ちる。文化的生活を好み、歌を愛する。既婚だが子どもはいない。
◆ビル・オースティン
作家。旅の途中に立ち寄った島で、ドナと出会う。世界中を旅する渡り鳥のような生活のため、結婚という選択肢を意図的に避けている。
◆スカイ
証券取引所で働いていたビジネスマンだったが、都会での生活に疲れ、エーゲ海の小島へとやってきた青年。ソフィと恋仲になり、結婚することになる。ソフィを深く愛しており、若者らしく生真面目で潔癖な結婚観の持ち主。
*イラスト提供:劇団四季
★なおチケットは
「劇団四季会員の方は7月4日土曜日」から、「一般の方は7月5日日曜日」から、それぞれ8月23日日曜日公演分まで発売されます。是非チケットをゲットして会場でお会いしましょう!
https://www.shiki.jp/stage_schedule/?aj=0&rid=0050&ggc=0918#202007
★KAAT神奈川へのアクセスは以下のとおりです。
https://www.shiki.jp/theatres/0918/
ABBA「Honey, Honey」
Honey honey
how you thrill me, aha, honey honey
honey honey
nearly kill me, aha, honey honey
I’d heard about you before
I wanted to know some more
and now I know what they mean
you’re a love machine
(oh you make me dizzy)
Honey honey
let me feel it, aha, honey honey
honey honey
don’t conceal it, aha, honey honey
the way that you kiss goodnight
the way that you hold me tight
I feel like I wanna sing
when you do your thing
I don’t wanna hurt you baby
I don’t wanna see you cry
so stay on the ground girl
you better not get too high
But I’m gonna stick to you boy
you ‘II never get rid of me
there’s no other place in this world
where I rather would be
Honey honey
Touch me baby, aha, honey honey
honey honey
hold me baby, aha, honey honey
you look like a movie star
but I know just who you are
and honey, to say the least
you’re a doggone beast
So stay on the ground girl
you better not get too high
There’s no other place in this world
where I rather would be
Honey honey
how you thrill me, aha, honey honey
honey honey
nearly kill me, aha, honey honey
I’d heard about you before
I wanted to know some more
and now I know what they mean
you’re a love machine
(oh you make me dizzy)
「ハニー、ハニー」(筆者訳)
*ハニー ハニー ああ 私をゾクゾクさせる、
ハニー 愛しい人
ハニー ハニー 私は殺されそう、
ハニー 愛しい人
以前あなたのことを聞いた時 もっと知りたいと想ったの
あの娘達が言っていたことの意味が今 私 やっと判ったわ
あなたはラヴ マシーンなのね ああ あなたは私をクラクラさせる
ハニー ハニー 感じさせて
ハニー 愛しい人
ハニー ハニー 隠し事なんてしないで
ハニー 愛しい人
あなたがしてくれる おやすみのキスや
私をキツく抱き締めてくれることを
あなたがそれをする度に 私は気絶したい気分にかられるの
きみを傷つけたくないし きみの泣き顔も見たくない
だからさあ あまりハシャがないで
しっかり地に足をつけておいた方がいいよ
私はあなたに夢中 私を遠ざけることなんてできないわ
この世界に私がいたい場所なんてほかにどこにもないんだから
ハニー ハニー 私に触れて
ハニー 愛しい人
ハニー ハニー 私を抱いて
ハニー 愛しい人
あなたはまるで映画スターのよう
だけど私はあなたが誰だかちゃんと知っている
言ってみたらあなたはいまいましい野獣よ
だからあまりハシャがないで しっかり地に足をつけておいた方がいいよ
この世界に私がいたい場所なんてほかにどこにもないんだから
*くり返し
★解説(筆者著書『ABBAザ・ディスコグラフィ』より)Recording commenced 17 October 1973.
「ハニー、ハニー」と言えば、すぐミュージカル・映画『マンマ・ミーア!』を連想させる。どことなくHな、それでいてとてもキュートで、セクシィなメロディが聴く人の心をどんどんウキウキさせてしまう“魔法の曲”だ。恐らく60年代のガールズ・ポップスにインスパイアされたものだろう。「恋のウォータールー」に続く第2弾シングルとして発売され、ドイツで2位、オーストリアとスイスで4位、フィンランドで11位、ベルギーで12位、オランダとニュージーランドで16位、アメリカで27位、オーストラリアで30位を記録。前出ミュージカル『マンマ・ミーア!』で近年、注目を浴びた一曲だ。