ついに念願の『マンマ・ミーア!』開演日です!!
ソフィのフィアンセであるスカイは結婚前夜、男性陣と怪しいイベントに出かける準備をしていた。そこにパパ3人のことでソフィがやってくるが、スカイは一向に耳を貸そうとしない。そう、スカイは、ソフィにパパなんていなくても、自分がソフィを守り、幸せにすると宣言していたのだ。そんなアツアツの二人のもとにスカイの悪友がスカイをイベントに強制連行しようとする。
<ツウの観方>
・ソフィはスカイに相談しに来るがスカイは受け付けない。二人はその後どうやってアツアツになっていくのか?
・スカイの歌の歌いだしのポーズは?
・スカイの悪友はどこからやってくるか?
・スカイの悪友が着ている衣装の色は?(季節によって違います)
・スカイの悪友は何人いるか?
<スカイ>
信じられないけど
君と逢って 僕は変わったんだ
昔はやきもちを
焼くなんて事は なかったんだ
今僕は 君を愛す
新しく 生まれた 僕なんだ
<ソフィ>
離れられないの
二人の仲
あなたに出会ったら
信じられない事が起きた
ずっと守ってきた
簡単に 人を愛さないの
不思議だわ
あなたなしに いられない
どうして 変わったの
<コーラス>
離れられないよ
二人の仲
握り続けようよ
二人の手を
<コーラス>
離れられないの
二人の仲
★キャラクター
◆ドナ・シェリダン
本作の主人公。シングルマザー。一人娘のソフィを育てながら、ギリシャのエーゲ海に浮かぶ小さな島で「サマー・ナイト・シティ・タヴェルナ」という島唯一のホテルを女手一つで切り盛りする。かつては、「ドナ&ザ・ダイナモス」という人気ロックバンドのリードヴォーカルとして多くの男性を虜にした。
◆ソフィ・シェリダン
20歳になるドナの一人娘。母を手伝いながら、島を訪れたスカイという若者と婚約、結婚式を挙げようとしている。素直で明るい性格。父親不在の環境で育ったこともあり、人一倍幸せな家庭への願望が強い。結婚式に父を呼ぼうと画策したことが、ドラマの発端となる。
◆ターニャ
ドナの旧友で、「ドナ&ザ・ダイナモス」のメンバー。スタイル抜群でお金が大好き。色香を武器に、資産家と結婚しては離婚を繰り返すという奔放な女性だが、ドナとロージーとの女の友情には厚い一面も。
◆ロージー
ターニャと同じく、「ドナ&ザ・ダイナモス」のメンバー。ターニャとは対照的に派手で女性的なアピールを好まず、「結婚なんてする気がしれない」と独身を貫く。だが、内面では、理想の男性を待ち続ける女性らしいチャーミングさも併せ持つ。
◆サム・カーマイケル
建築士で、「サマー・ナイト・シティ・タヴェルナ」を建設した男性。かつて島を訪れドナと恋に落ちるが、帰国とともに二人の物語は終わりを告げた。現在は、二児の父。
◆ハリー・ブライト
ロンドンのエリート銀行員で、パリに留学中にドナと知り合い恋に落ちる。文化的生活を好み、歌を愛する。既婚だが子どもはいない。
◆ビル・オースティン
作家。旅の途中に立ち寄った島で、ドナと出会う。世界中を旅する渡り鳥のような生活のため、結婚という選択肢を意図的に避けている。
◆スカイ
証券取引所で働いていたビジネスマンだったが、都会での生活に疲れ、エーゲ海の小島へとやってきた青年。ソフィと恋仲になり、結婚することになる。ソフィを深く愛しており、若者らしく生真面目で潔癖な結婚観の持ち主。
*イラスト提供:劇団四季
★なおチケットは
8月23日日曜日公演分まで発売されております。是非チケットをゲットして会場でお会いしましょう!
https://www.shiki.jp/stage_schedule/?aj=0&rid=0050&ggc=0918#202007
★KAAT神奈川へのアクセスは以下のとおりです。
https://www.shiki.jp/theatres/0918/
Now every woman I see is a potential threat
And I’m possessive
It isn’t nice
You’ve heard me saying that smoking was my only vice
But now it isn’t true
Now everything is new
And all I’ve learned
Has overturned
I beg of you
Don ‘t go wasting your emotion
Lay all your love on me
It was like shooting a sitting duck
A little small talk, a smile and baby I was stuck
I still don ‘t know
What you’ve done with me
A grown-up woman should never fall so easily
I feel a kind of fear
When I don’t have you near
Unsatisfied
I skip my pride
I beg you dear
Don’t go wasting your emotion
Lay all your love on me
Don ‘t go sharing your devotion
Lay all your love on me
I’ve had a few little love affairs
They didn’t last very long and they’ve been pretty scarce
I used to think
That was sensible
It makes the truth even more incomprehensible
‘Cause everything is new
And everything is you
And all I’ve learned
Has overturned
What can I do
Don’t go wasting your emotion
Lay all your love on me
Don ‘t go sharing your devotion
Lay all your love on me
Don’t go wasting your emotion
Lay all your love on me
Don ‘t go sharing your devotion
Lay all your love on me
「レイ・オール・ユア・ラヴ・オン・ミー」(筆者訳)
やきもちやきじゃなかったわ
あなたに出会うまでは
でも今じゃ目にする女の子は
みんな私の敵
そしてあなたを独り占めしたい
格好いいことじゃないね
前にあなたにこう言ったわ
タバコをすうことだけが私の欠点だって
けど今は違う
すべてがすっかり変わって
今まで覚えてきたことは
みんな変わってしまったわ
おねがいだから
あなたの想いを大切にして
愛をぜんぶ私にちょうだい
無防備な標的を
撃つみたいにカンタン
ちょっとしたおしゃべりと
スマイル、それだけで
私はあなたに夢中
今でもわからないの
私にどんな手を使ったのか
大人の女は
こんな簡単にはまってはいけないわ
なんだかこわいの
あなたがそばにいないと
満たされないきもち
プライドはもういらない
ねえ、お願いだから
あなたの想いを大切にして
愛をぜんぶ私にちょうだい
愛を平等になんてだめよ
愛をぜんぶ私にちょうだい
ちょっとした
恋もいくつかしてきた
けどそんなには続かなくて
それにめったになかったわ
まえは思ってた
恋愛って分別のあるものだって
ほんとは真実を
もっとわからなくさせたりもする
だってすべてが変わったから
すべてがあなただから
今まで覚えてきたことは
みんな変わってしまったから
私はどうすればいいの
あなたの想いを大切にして…
★解説(筆者著書『ABBAザ・ディスコグラフィ』より)Recording commenced 9 September 1980.
「ヴーレ・ヴー」や「ギミー!ギミー!ギミー!」と言ったディスコサウンドを意識しつつ、それをABBAなりに発展させ、さらにテンポよく息つく暇もなく、仕上げた作品。アメリカではかなり流行り、ビルボード・クラブチャートで1位を獲得。かつてのABBAの作品にはなかったダンス・ナンバーだ。どことなく賛美歌を思わせるが、実際にビヨルンとベニーは賛美歌をイメージして作った。いきなり高音で始まるこの曲はミュージカル『マンマ・ミーア!』ではソフィのフィアンセ、スカイが歌い始めるが、前奏なく突然歌詞から入ることに相当苦労したとのこと。
当時、日本では単に「ラヴ・オン・ミー」と呼ばれており、かなり流行った。
音楽的に言えば、80年代後半に流行った“ハイ・エナジー・サウンド”に多大な影響を与え、多くのミュージシャンがカバーしている。ハイ・エナジー・サウンドは、のちのユーロビートや日本特有の「パラパラ」に継承されている。どちらかというと、「イケイケミーハー系」の王道を行く音である。「老若男女、おばかになって踊ろう」という意味で、よく出来た内容だ。キャッチーなメロディーと分かりやすくて手堅いビート進行は、哀愁調のユーロビートともども、特に「日本人受けする」と言われた。
また、「シーケンサー」を使ったような規則正しくて細かいキーボードやドラムの演奏が印象的。「シーケンサー」とは複数の電子楽器(シンセサイザーなど)の使用タイミングを事前に設定したとおり、自動的に送り出す装置のこと。だが、当時はまだ難解でさすがのビヨルンもベニーも「シーケンサー」の使い方が分かっておらず、結局、全て生演奏にてレコーディングされた。
尚、歌詞は、1979年発表のアルバム『ブレックファスト・イン・アメリカ』が、ついに全米ビルボード・チャート第1位を獲得したイギリスのロック・バンド、スーパートランプにインスパイアされた。