ミネソタのVocalEssence、ABBAのソングライターによるスウェーデン移民の物語『クリスティーナ』を上演!!
*VocalEssence提供。
2024年10月26日、ミネソタの合唱団VocalEssenceが、ミュージカル『クリスティーナ』のコンサート形式の上演で第56シーズンの幕を開けます。このミュージカルは、スウェーデンのポップ現象ABBAのメンバーであるベニーが作曲し、ビヨルンが作詞を担当した作品です。
スウェーデンの作家ヴィルヘルム・モーベリの『移民』を原作とした『クリスティーナ』は、ニルソン一家の物語を描いています。彼らは18世紀半ばの厳しいスウェーデンからアメリカで新しい生活を求め、勇敢に旅をします。ミネソタの地へたどり着いた彼らは、セント・クロイ川渓谷に定住し、クリスティーナ、カール・オスカル、そして彼らの家族が多くの困難に立ち向かいながら、愛、喪失、希望を経験し、新しい世界で新たな人生を築いていきます。
『クリスティーナ』の初演は、1995年にスウェーデンのマルメで行なわれました。ベニーとビヨルンのそれまでのポップ志向のコラボレーション(ABBAやミュージカル『CHESS』」)とは異なり、このミュージカルの旋律はスウェーデンの民謡に基づいていますが、伴奏には現代的なポップ要素も含まれています。VocalEssence(当時の名称はプリマス音楽シリーズ)は、フィリップ・ブルネル監督のもと、アメリカ初演を行ないました。この初演は、スウェーデン語のまま、ミネアポリスのオーケストラ・ホールと、物語の舞台となったリンストロム(ミネソタ州)で開催されました。リンストロムは、特に年に一度の「カール・オスカル・デイズ」祭の期間中、スウェーデンからの観光客にとって一種の観光名所となっています。
『クリスティーナ』は、2000年代半ばにビヨルンと『レ・ミゼラブル』の英語版作詞家ハーバート・クレッツマーによって英語に翻訳されました。そして、今回VocalEssenceがツインシティーズに持ち帰るのは、この英語版で、2024-2025年シーズンの開幕を飾ります。VocalEssenceアンサンブルと合唱団の合同で、10月26日(土)午後16時にアーデンヒルズのベテル大学のベンソン・グレートホール(※)で『クリスティーナ』を上演します。詳細やチケット情報は、VocalEssenceのウェブサイトで確認できます。
※アーデンヒルズのベテル大学のベンソン・グレートホール(Benson Great Hall):ミネソタ州アーデンヒルズに位置するベテル大学の主要なパフォーマンスホールです。このホールは、音楽コンサート、演劇、公演、講演会など、さまざまなイベントが開催される場として知られています。ホールは、優れた音響設計と大規模な収容能力を持ち、大学内外のイベントに利用されています。
特にコンサートホールとしての評価が高く、プロフェッショナルな音楽団体から地元のコミュニティ団体まで、さまざまなグループが利用しています。ベンソン・グレートホールは、その美しいデザインと快適な観覧環境により、観客に素晴らしい体験を提供する文化施設です。
Minnesota’s VocalEssence Is Performing “Kristina,” the Swedish Immigrant Story by ABBA Songwriters