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ABBAヴォヤージ・アリーナに触発された新しい会場、スウィンドンに計画中

スウィンドン(※)の町に新しい劇場とコンサート会場が現実味を帯びてきました。初の計画案が公開されたのです。スウィンドン・バラ・カウンシルの企業概観・監視委員会は、来週の木曜日に特別会議を開き、新しい会場の場所、設計、建設技術の選択肢について議論する予定です。

カウンシルのウェブサイトに掲載された議題リストによれば、会議の大部分と委員会メンバー向けの資料の多くは非公開で、報道関係者や一般市民の立ち入りが制限されます。しかし、ABBAヴォヤージ・アリーナを手掛けたエンターテインメント建築の専門会社Stufishによる新しい会場の提案には、予定地や外観についての詳細が一部含まれています。

*(画像: Stufish/SBC)

建設費の見積もりは約3,500万ポンド以下とされていますが、議論される提案の詳細と同様、この金額はあくまで仮の選択肢です。新しい会場の正式な計画申請まではまだ時間がかかり、その内容は次週の監視委員会で提出されるものと異なる点が多いかもしれません。

Stufish社による資料では、このエンターテインメント会場は、マンチェスター・ロード沿い、Tri-Centreビル群の隣に位置する現在のスウィンドンバスステーションの場所に建設される予定です。来場者は、南側からフレミング・ウェイに向かって広場を通って会場にアクセスし、ステージドアと荷降ろし用ドックはマンチェスター・ロード側から利用されることになります。

*上記画像をクリックするとXに移行します。

*(画像: Stufish/SBC)

オフィス、楽屋、トイレなどは敷地内の個別の建物として設置され、その後にホールとフライタワーがそれらを囲むように建設されます。最後に、建物の外装がその周囲に設置される予定ですが、その部分の「恒久性」についてはまだ決定されていません。

Stufishの提案では、ロンドン東部のABBAヴォヤージ・アリーナと同様に、半恒久的な構造を採用できるとされています。「この計画を予算目標にできるだけ近づけ、来場者の体験を損なわないために、フロントオブハウス(FOH)エリアは、ABBAアリーナと同様の戦略を採用できるかもしれません。FOHエリアの大部分は、天候から保護された屋根付きのスペースとし、VIPスペースや救護室、チャイニングプレイスのような特定のエリアのみ空調を完備する可能性があります」。

*(画像: Stufish/SBC)

*(画像: Stufish/SBC)

*(画像: Stufish/SBC)

「ABBAアリーナでは、完全に閉じた断熱された空間を提供する代わりに、雨や太陽からの保護を提供するキャノピーを使用しています」
「これにより、軽量で薄い断熱材のない構造を採用できるため、暖房、換気、空調設備が減少し、完全に閉じたフロントオブハウスのロビーを設けるよりも低コストな戦略となる可能性があります」。

また、提案には「建設はスチールフレームとクラッド材(外壁材)を基に行なうことができます。露出したスチール屋根構造は、地元の歴史的に重要なGWR作業場の建物とその複数スパンのスチールトラスを思い起こさせるものとなるでしょう」と記されています。

この計画についての委員会会議は、10月31日(木)午後18時に開始されます。

※スウィンドン(Swindon):イングランド南西部のウィルトシャー州に位置する町です。ロンドンとブリストルの中間に位置し、イギリスの鉄道網の主要な拠点でもあります。スウィンドンは、19世紀にグレート・ウェスタン鉄道(GWR)の工場が建設されてから急速に発展しました。この鉄道工場はスウィンドンの経済や人口増加に大きく寄与し、現在でもその歴史的遺産が町の重要な一部となっています。

現在のスウィンドンは、鉄道の歴史とともに、商業や産業が発展した町であり、ショッピングセンターや文化施設も豊富です。また、町の周辺には美しい田園地帯が広がり、イギリスの田舎らしい風景も楽しめます。鉄道の歴史を保存した「スチーム博物館」やアウトレットモールなど、観光地としても知られています。

https://www.swindonadvertiser.co.uk/news/24674890.plans-new-theatre-concert-venue-swindon-revealed/


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