2025年3月12日、エヴェルト・トーベを称えるコンサートがヨーテボリの「ワールド・オブ・ボルボ」で開催されました。このコンサートには、ベニー・アンダーソン、ヘレン・ショーホルム、そしてアンダース “マネーブラザー” ウェンディンが出演しました。
「Sjögång（海のうねり）」 と題されたこのコンサートは、トーベの時代を超えた楽曲を巡る音楽の旅を提供し、また 「トーベの日（Taubedagen）」 に合わせて開催されました。2025年の「トーベの日」は、エヴェルト・トーベの生誕135周年を記念する特別な日となりました。
※エヴェルト・トーベ（Evert Taube, 1890年3月12日 – 1976年1月31日） は、スウェーデンの国民的なシンガーソングライター、詩人、作家、画家です。彼は特に、スウェーデンのトラッドフォーク音楽に影響を与えたバラードやシャンソンで知られ、スウェーデン文化の象徴的な存在とされています。
トーベの楽曲は、海や航海、愛、自然、そしてスウェーデンの田園風景をテーマにしており、スウェーデン人の心に深く刻まれています。彼の代表曲には 「Så skimrande var aldrig havet（これほど輝いた海はなかった）」 や 「Flickan i Havanna（ハバナの少女）」 などがあります。
彼はまた、詩や散文でも才能を発揮し、多くの文学作品を残しました。スウェーデンでは毎年3月12日が 「トーベの日（Taubedagen）」 として記念され、彼の功績が称えられています。
スウェーデン音楽界において、ベニー・アンダーソン（ABBA）をはじめとする多くのアーティストが彼の楽曲をカバーするなど、現在もその影響力は大きいです。
