パークスシャイア評議会(Parkes Shire Council)は、トランドルABBAフェスティバルが地域社会にもたらした喜びを認識しており、このイベントがオーストラリア中から訪れる観光客を惹きつけ、地元のビジネス・観光業・ホスピタリティ産業に大きな貢献をしてきたことを高く評価しています。
しかし、財政的な制約の増加や、他の重要な公共サービス分野との間での資金の競合により、現行の形でフェスティバルに資金を提供し続けることは困難であると判断されました。この決定は、2022年に悪天候の影響でフェスティバルが中止された後、2年間の資金提供試験期間を経た上でのものです。
それでもなお、評議会はこのイベントが今後も継続されることを強く望んでおり、補助金などのあらゆる資金調達の可能性を模索しているとしています。
パークスシャイアのニール・ウェスコット市長(Cr Neil Westcott)は、この決定が困難なものであったことを認めつつ、トランドルの地域コミュニティが解決策の模索に前向きである姿勢に感謝の意を表しました。
「このフェスティバルは地域と来訪者の皆さんに大きな喜びをもたらしてきました。そのイベントに関してこのような決定を下すのは非常に残念です」とウェスコット市長は述べました。
「昨夜、私と他の評議員たちはトランドルの地域コミュニティと会合を持ちました。彼らが代替案の検討に協力的で前向きな姿勢を見せてくれたことに感謝しています」。
「これまでこのフェスティバルを成功へと導いてくださったすべての方々 ― 主催者、ボランティア、スポンサー、出演者、そして来場者 ― に心から感謝申し上げます。皆さんの情熱と献身によって、本当に特別なイベントが築かれました。私たちはその努力に深く感謝しています」。
将来を見据え、評議会はこのフェスティバルが助成金を活用した評議会支援や、地域主導のイベント(Events Financial Assistance Programによる支援)といった形で何らかの形で再び開催されることを願っています。
パークスシャイア評議会は、今後もトランドル地区振興協会(Trundle District Progress Association)と密に連携し、実現可能なあらゆる選択肢を探りながら、最良の方向性を模索していく予定です。
※パークスシャイア評議会(Parkes Shire Council)は、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州にある地方自治体(ローカル・ガバメント)のひとつで、パークス(Parkes)を中心とした地域(シャイア=Shire)の行政運営を担っています。
https://www.miragenews.com/parkes-shire-mulls-future-of-trundle-abba-1430177/